思いがけず、群馬県前橋市の宿泊業関係者とお会いすることになりました。この度、前橋旅館ホテル協同組合の役員の方々が、金沢にお越しになり、視察先の一つとして、当あかつき屋を訪問されました。
大変光栄なことであり、こちらでは館内を見て頂くとともに、あかつき屋の取り組みをお話しさせて頂きました。
(お越しになった前橋旅館ホテル協同組合の皆様)

ご一行様がここを選ばれたのは、国登録有形文化財であることに加え、ソフト面では、相部屋を持たず、お部屋貸しのスタイルをとっていることや、このブログに記述しているように、地域の魅力を伝える一環として、時間が許せば、お客様を付近の下町界隈にご案内している取り組みなどが、目に留まったからでした。
前橋の皆様は私からすれば、お宿業の大先輩で、その方々の前でお話しするのは僭越に感じました。が、私が前職時代、この地域をベースにして、まちづくり関係の仕事に携わってきており、その経験を生かして、各種の活動を展開していることに興味を持って頂いたことは、うれしいことでした。
もちろん、観光都市金沢と前橋とは、都市の性格が異なり、そのまま前橋に応用できるものではないと思いますが、一つでも参考になったとするならば、幸甚に思いました。
これをご縁に、上州の御地をお訪ねしたいと感じました。皆様、お運びありがとうございました。
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黄金週間が終わり、比較的静かだったあかつき屋が今日、再びにぎやかになりました。近隣にある県歴史博物館(県歴博)のご一行様をあかつき屋にお迎えしたのです。
県歴博さんが主催する「春の歴史散歩」の行事の一環として、国登録有形文化財のあかつき屋にお越しになったのです。参加されたのは、同館の、れきはくメイトの方々。スタッフと合わせ30人ほどにも上り、圧倒されそうでした。
(あかつき屋を訪れた、れきはくメイトの皆様)

この歴史散歩は「城下町金沢の真宗寺院 -小将町・扇町・暁町を歩く-」がテーマで、ご一行様は、あかつき屋の前にある広済寺さんを訪れた後、ここにお越しになりました。
こちらとしては、せっかくの機会なので、ご一行様用にあかつき屋の建築物としての特長や歴史、周辺の地域などをまとめたレジュメを準備し、参加者の方々にそれを基に10分ほど説明させて頂きました。
ただ大勢いらっしゃったので、隅々にまでお話が届いたかどうか。一通り説明をし終わると、お宿の中を見てもらいました。
(2階あかつきの間もご覧になりました)

参加された方々は、築80年が経過しているにもかかわらず、堅固な造り、また細部にまで気を配った意匠(デザイン)、さらにツツジが満開となったお庭などに興味をもたれたようでした。
こちらとしては、あかつき屋について、新たな人に知って頂く良い機会となりました。お世話された県歴博のスタッフさんに感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。