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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

金箔マウスパッド求めて再訪

お客様を通じて、伝統工芸が多彩な金沢の街の魅力を再発見する機会となりました。この週末に東海地区からお越しになった男性のお客様。今回の金沢訪問の大きな目的は、金箔工芸のマウスパッドを求めることでした。

IT時代においては、マウスパッドはパソコンの友とも言える欠かせない物。その男性は、7年前に訪れた金沢で同じそのパッドを購入したのですが、古くなったからと急に思い立って金沢旅行を企画し、それを手に入れられたのでした。

(箔工芸のマウスパッドを買われた男性=写真掲載了解済)
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(あかつき屋でくつろがれるお客様)
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そのマウスパッドは、葛飾北斎の絵をベースにしたきらびやかなもの。男性は満足そうな表情を浮かべて私に披露して下さいました。

そのマウスパッドは、金箔工芸品を製造販売する箔一さん(香林坊大和内)で買ったそう。金箔工芸品は、飾り皿や食器、アクセサリーなど幅広いアイテムがあることは知っていましたが、マウスパッドまであるとは知りませんでした。男性は職場では、金沢ならではのそれを手元におけば、お仕事がはかどるようです。

(海天すしさんで=ご提供写真)
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(倫敦屋酒場さんで=同)
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その男性は、金沢にはご友人お二人とお越しになりました。ご滞在中はあいにくの雨模様でしたが、お寿司や海鮮丼などで日本海の幸を堪能し、倫敦屋酒場さんでお店の人と心おきないおしゃべりを楽しまれました。

寒さが長引く城下町金沢ですが、旅人の期待をけっして裏切らない街であることを再確認したことでした。
この度のご宿泊ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。

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紅葉、加能ガニ、金沢で笑顔満開

これ以上ないというような秋晴れに恵まれたこの週末、金沢は紅葉が鮮やかさを増し、ズワイガニ漁が解禁となりました。秋の観光も佳境に。街には、観光のお客様がどっと繰り出し、コロナ禍が過去のものになったかのような活気ある光景が広がりました。

そんな中で、このあかつき屋を笑顔で包んで下さるお客様グループがいらっしゃいました。女性3人様。学生時代、山口県内の大学に通われた方々です。紅葉を楽しみ、初水揚げのズワイガニ(石川県内では加能ガニ)に目を輝かせ、そして、お仲間の誕生日祝いもされました。

(あかつき屋でご友人の誕生祝い)
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(お庭で記念撮影)
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3人さんは大学卒業後、社会人となった今は東京、大阪、四国・愛媛とそれぞれの土地でご活躍です。金沢で久しぶりの再会です。

(紅葉美しい兼六園で=お客様ご提供写真)
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(ズワイガニが並ぶ近江町市場=同)
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天候に恵まれ、心軽く街歩き。兼六園で紅葉を愛で、季節感を満喫。近江町市場では、初水揚げで店頭に並んだばかりの加能ガニにとらえられました。
「香箱ガニを市場で食べ、ズワイガニを実家に送りました」。グッドタイミングの金沢訪問となりました。

(21世紀美術館でも楽しく=同)
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金沢21世紀美術館では、現代アートを鑑賞するとともに、フリースペースで思い思いにポーズ。心躍る時間でした。

あかつき屋では、森長さん(材木町)のパンでの朝食後、お庭で緑に親しみました。縁側で佇み、下駄ばきで記念撮影。
そして、この日は、ご友人のバースデイとあって、サプライズの贈り物。ささやかにお部屋を飾り付けして、節目の時をお祝いしました。

心身共に充実した金沢ステイ。私どもにとっても、心に残るお客様でした。
この度のご宿泊ありがとうございました。皆様のご健康とご多幸を心からお祈りいたします。

旅の達人 グルメ探訪の四日間

まさに「旅の達人」と呼べる人でした。あかつき屋に奥様と三泊された60代半ばの男性。若い時には、旅行で全都道府県を制覇されています。

今回の金沢旅行では、食にこだわられ、近江町市場へ何度も足を運ばれ、ここならではの産物を購入される一方、お食事も金沢おでん、治部煮など、ソウルフードを堪能されました。夜は、あかつき屋で食談義。こちらも大いに刺激を受けた四日間となりました。

(石川のグルメ探訪をされたご夫妻=写真掲載了解済)
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その男性は学生時代から、全国津々浦々を旅されており、移動手段に使った汽車(列車)にも造詣が深い方です。
1980年で廃線となった北陸鉄道能美線(鶴来駅(現白山市鶴来町)-新寺井駅(現能美市根上町))にも乗ったことがあるそう。「沿線には、灯台笹(とだしの)、火釜、来丸(らいまる)、五間堂(ごけんどう)などの駅がありますね」という言葉には、驚かされました。極めてローカルな地名を今も覚えていらっしゃるとは。石川県民でも、この路線の駅をそらで言える人は、決して多くないでしょう。

地元グルメにもお詳しく、近江町市場では、奥能登の魚醤いしる(いしり)などを買われ、国道をはさんで向かいにあるエムザの地下食品売り場を訪れ、地元食肉メーカーの天狗中田さんのハムなどを携えて帰って来られました。

(「さぶろうべい」さん本店前で)
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(「まつや」さんの看板前で)
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こちらも、このご夫妻のニーズに可能な限りこたえようと、冬の郷土食かぶら寿司や大根寿司などを披露。
最終日の四日目は、車でかほく市にまで足を延ばし、これも石川県が全国に誇る、ソウルな鍋料理を出す飲食店をご案内させて頂きました。とり白菜鍋の「「さぶろうべい」」さんで昼食。すぐ近くの、とり野菜の「まつや」さんは飲食店が休業中だったため、記念撮影だけにとどめました。

ご夫妻は、石川県の観光は金沢や輪島がある奥能登がおなじみだったそうですが、金沢近郊のかほく市などは、不案内だったよう。「石川の新たな魅力を知る機会になった」と、満足感を漂わせながら、振り返られました。

三泊のご宿泊ありがとうございました。ここは、まだまだ知られざる魅力がありますので、ぜひ再度お越し下さいませ。

三日続けて兼六園へ 四連休満喫

この秋最長の四連休(シルバーウイーク)が終わりました。夏のお盆時期が「コロナ」への警戒もあり、人の動きが鈍かったのですが、この連休は、それも薄らぎ、金沢にも一気に観光で訪れる人が増えました。どの観光スポットも人であふれ、改めて金沢が傑出した観光地であることを実感した数日間でした。

その中で、あかつき屋へも数組のお客様が訪れ、それぞれ思い思いに過ごされました。そのうちの一組は、こちらに連泊でご滞在中、近くの兼六園へは三度足を運ばれるなど、お気に入りの場所は、ディープに体感され、兼六園の底知れない魅力を感じました。

(秋たけなわの美しさを見せる兼六園=お客様ご提供写真)
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こちらに二泊されたのは、群馬県太田市にお住まいのTさんご一家で、ご夫婦と息子さんでお越しになりました。
10年ほどゲストハウスを営んでいますが、Tさんの観光街歩きには、目を見張るものがあり、感嘆しました。あかつき屋から望める兼六園は、三日間すべて訪れました。夜のライトアップも含めて、とてもきれいだったと、ご家族は、口をそろえられました。

(美味と好評だったあまつぼさんのおでん=同)
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金沢おでんにも魅せられたそうです。老舗のお食事処「あまつぼ」さん(柿木畠)へも二晩続けて通われました。「車麩、大根…どれもサイコーでした」とのことでした。

(金沢を満喫されたTさんご一家=写真掲載了解済)
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Tさんご一家に限らず、いずれのお客様も「金沢は、食事がウマイ」とおっしゃられました。

(お客様が旅の思い出を記されたお宿ノート)
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忙しくさせてもらうと、こちらも活性化し、金沢町家のあかつき屋も、輝きを増すように感じます。貴重な四連休でした。

皆様ご宿泊ありがとうございました。また、お気軽にお越し下さいませ。

それは それとして…金沢旅行

あかつき屋が兼六園近くでお宿業を営み、約10年が経過しても、お客様を通じて、新たな発見をさせて頂くことがあります。人と地域の歴史や伝統文化が織りなす、邂逅とも言える瞬間でしょうか。

この度、そうしためぐり合わせを経験することになったのは、広島県出身の若者たち三人を通じてでした。若者たちは、本多町にある鈴木大拙館を訪れ、「それは それとして」という言葉を心に留めて、あかつき屋に入って来られたのでした。
コロナ禍が続く中にあって、「それは それとして」金沢の旅を楽しまれたとのこと。こちらも、その言葉が心に深く残りました。

(お客様が、「それは それとして」を記載したお宿ノート)
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若者たちは広島県出身で、高校の同級生だそう。今は、社会人として、あるいは大学院生として、それぞれにご活躍です。

三人が訪れた鈴木大拙館。建築家谷口吉生氏の設計による、洗練された建築美で有名ですが、三人が目に留めて来られたのは、大拙直筆の「それは それとして」というフレーズ。

大拙が、人の相談などにのっていた際、ひと呼吸おいて発した言葉だそうです。
現下のコロナ禍ですが、「それは それとして」、時代環境に合ったライフスタイル、旅の在り方について、若者たちは考えることになったようです。その心境をあかつき屋のお宿ノートに、大拙の肖像画とともに認(したた)められました。

(朝、お庭を楽しまれるお客様)
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(玄関では、南部鉄器の風鈴が心地よい金属音を響かせていました)
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8月末でも止まない猛暑。そうした中にあって、あかつき屋では、玄関前の夏のれんや、お庭などで、お客様には清涼感を味わって頂いています。また、この期間、ソーシャルディスタンスに配慮し、お客様は一日一組限定を実施、コロナ感染対策にも尽力しています。

一泊二日の旅の中から、若者たちが宝物を見つけたかのように、携えてこられた金言。今般の世情の中にあって、ことのほか、心に響く言葉でした。皆様ご宿泊ありがとうございました。