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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

魚津の新名物・バイ飯を堪能

(前回のつづきです。)
今回魚津を訪れたのには、もう一つ目的があります。それは、最近注目を集めている魚津のご当地料理バイ飯を食べることです。バイ貝を炊きこんだのがバイ飯だそうで、どんな味かと金沢を出発する前からワクワク。

立ち寄った「海の駅蜃気楼」の食堂のメニューになっているバイ飯定食を食べたところ、バイ貝の出汁がほどよく染みたそのご飯はとても美味。これを食しただけで、ここに来たかいがあったと満足しました。

(バイ飯定食)
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「海の駅蜃気楼」はその名の通り海のそばにあり、魚津埋没林博物館に隣接しています。
魚津は昔から漁業が盛んなところで、バイ飯は、そのバイ貝を獲る漁業者が賄いで作って家で食べていた「漁師飯」がベースになっているそうです。

(海の駅蜃気楼)
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これを地元のソウルフードとしてブランド化に力を入れ、このほど「魚津バイ飯」が特許庁に地域団体商標として登録されました。古くて新しいご当地グルメです。

このバイ飯は、その海の駅でバイ飯定食のメーン料理として頂きました。出汁汁がちょうど良い具合に染みたご飯、その中に散らされたバイ貝の食感は良く、満足のいくお味でした。

一緒に出された貝のおつゆと、二枚も載った魚のフライも食べ応えがあり、1,300円のお値段以上の価値がありました。

食には、無限の可能性があり、なんと人を幸福にしてくれることでしょう。そんなことを思ったランチタイムでした。

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金沢おでん 奥深いカニ面

近年注目度がアップする金沢おでん。この地元グルメに対して造詣が深くなる機会がありました。そのおでんの代表的な具材である金沢おでんについて、あかつき屋のお客様を通じてあれこれ学んだのです。

そのお客様は、山梨県の富士山のふもとのまち富士吉田市からご家族でお越しになり、あかつき屋に二泊されました。その二日間の夜、違った店でおでんのカニ面を召し上がられ、それぞれ特色があることが分かったのでした。

(あまつぼさんのおでん。車麩と大きなシイタケが目を引きます
                  =ご提供写真)
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(あまつぼさんのカニ面)
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このご一家のFさん、地元の富士吉田に金沢出身のご友人がいらっしゃり、金沢に行くなら、おでん屋でカニ面をぜひ食べたらいいと勧められたそう。それで早速あかつき屋に着いた途端、カニ面が食べられるお店はありますかと、尋ねられました。

私は、まず繁華街にある老舗のおでん居酒屋あまつぼさんを紹介いたしました。そこで、大きな車麩などが入ったおでんとともに、漁が解禁になって間もないズワイガニのうちの香箱ガニのカニ面をご注文。おいしく食されたそうです。

翌日は、あかつき屋の近所のまるよしさんへ行かれ、再びおでんに挑戦。ここでもカニ面を注文されました。

(まるよしさんのカニ面)
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二つのお店で知ったことをこちらに説明して下さいました。
一日目のあまつぼさんでは、カニ面は、おでんのつゆをかけて食べたそう。また、かにの一つの甲羅には、カニ足の実、子の塊とともに、カニ足本体が載せられ、ワイルド感がありました。

一方、翌日のまるよしさんでは、カニ足と子の塊は別々の甲羅に入れられていました。だしについては、店主や居合わせた地元客とのやりとりで、ポン酢やお酒をかけて食べるとおいしいと教わったそうです。

私は毎年、香箱ガニは数度食べますが、カニ面のスタイルで食べたことがありません。今回この方面の知識を得たので、近々挑戦しようと思います。

(Fさんご一家=写真掲載了解済)
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(ライトアップされた兼六園)
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    幻想的な兼六園のライトアップ
なお、Fさんご一家、兼六園の夜間ライトアップにも出かけられ、素敵な写真を撮ってこられました。
ご宿泊ありがとうございました。息子さん、来年から社会人ということですが、健康に気をつけて、ご活躍下さい。

夏さわやかに 加賀野菜を食す

大暑となり、暑い日が続いています。7月から8月へ。この夏、胸突き八丁の時期に来たようです。

暑さをしのぐ方法は、いろいろありますが、ここ金沢ならではのものがあります。伝統食であるドジョウのかば焼きを食べるのも一つですが、加賀野菜を食すというのもいいようです。
加賀太きゅうりや金時草等々。それらを食卓に並べると、一気に涼感が生まれます。

【近江町市場で】
(加賀太きゅうり)
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(金時草)
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(赤皮甘栗かぼちゃ)
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先日近江町市場へ、あかつき屋のお客様と訪れた際、加賀野菜の代表選手がいくつも八百屋さんの店頭に並んでいました。
加賀太きゅうりや金時草、赤皮甘栗かぼちゃ等々。いずれも収穫期を迎えたとあって、光沢を帯びていました。

太きゅうりを買いました。お宿に戻って、皮をむき、種を出した後、食べやすいサイズに切り、マヨネーズをかけて食べました。
簡単サラダといった趣で、さわやかな味わいがブレックファストを心地よくしました。

別の日に太きゅうりと金時草を使った料理をする機会がありました。
太きゅうりは、冷製あんかけに、金時草は、長芋と一緒に酢の物にしました。

(太きゅうりの冷製あんかけ)
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(金時草と長芋の酢の物)
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太きゅうりはまろやかなお味でしたが、薬味のおろし生姜が利いて、冷涼感があり、とても口当たりが良いものに。
金時草は、長芋と並んで色鮮やか。金時草は、やはり酢の物が合うな、と感じられる、絶妙な食感でした。

あかつき屋は、素泊まりのお宿なので、これらを料理としてお客様にお出しすることはないのですが、金沢の人以外にも知ってほしい、郷土料理と感じています。

夏にうれしい ドジョウのかば焼

夏らしいと言えば、それまでですが、暑い日が続いています。夏休みの繁忙期と重なり、体調管理にはことのほか気をつけています。

その夏を乗り切る強い味方と言えるのが、地元金沢の郷土食ドジョウのかば焼です。あかつき屋の近所に、ドジョウのかば焼の専門店浅田さんがあり、国内外のお客様と一緒に通う回数が増えています。

(浅田さんの店頭で焼かれるドジョウのかば焼き)
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藩政時代に起源をもつ金沢のドジョウのかば焼。町家造りの浅田さんのお店は、金沢の住宅街では唯一残るドジョウのかば焼き専門店です。

あかつき屋では朝、お客様と金沢の下町お買い物散歩の立ち寄り先として、必ず入るお店です。特に、暑い夏は来訪の回数が増えています。

(国産の元気の良いドジョウが使われます)
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(そばで見ているだけで食べたくなります)
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(秘伝のタレをかけ、おいしく仕上がります)
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多くのお客様は、ドジョウのかば焼きはもとより、ドジョウ自体見るのも初めてと言う方です。
朝の散歩を終えて、あかつき屋で食すドジョウのかば焼き。独特の香ばしさと、うま味をもつ郷土食。
「ご飯と一緒に食べたい」とか「ビールが欲しくなる」などの感想がお客様から聞かれます。

中には、「帰りの新幹線で缶ビールを共につまみます」と昼近く、再びそれを買いに、浅田さんのお店へ出かけられた中年男性もいらっしゃいました。

美味のドジョウのかば焼はもちろんですが、鷹揚に迎えて下さるご主人や、気さくにお話しして下さる女将さんも、このお店の魅力です。お二人とも暑さに負けず、元気に立ち働いている姿は、見習いたいです。

夜寒に鯖の糠漬け茶漬け

立春が過ぎ、昼間いくらか気温が上がっても、夕方頃になってみぞれやあられが降ったりして肌寒くなったりします。本当の春には、まだ時間がかかりそう。もうしばらく我慢です。

でも、そんな冬の日々は、辛いことばかりではありません。北陸・金沢には、この季節ならではのおいしい食べ物が多々あり、その一つに発酵食品の糠漬けがあります。鯖の糠漬けをあかつき屋の近所の魚屋越吉さん(扇町)で買い、それを夕食の際お茶漬けにして食べました。

(越吉さんの店頭に置かれた鯖の糠漬けの樽)
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越吉さんでは、自家製の各種糠漬けを店頭に出しておられます。過日立ち寄ったところ、女将さんが、鯖の糠漬けが入った樽を前にして、いろいろと説明して下さいました。
樽から取り出したその糠漬けは、平成26年の2月に漬けたもので、一年ほど熟成したものです。
「なんば(唐辛子)を入れておくと、虫よけになるんやは」と女将さんは話し、「そのまま食べていいし、焼いてお茶漬けにしてもいいですよ」と食べ方をアドバイスされました。

(鯖の糠漬けは、お茶漬け用に半分ほどを使いました)
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私は以前にそれをお茶漬けにして食べたことがありますが、今回は一工夫しました。それは焼いた鯖の糠漬けの周りに永谷園のお茶漬けを散らしてみたのです。

お湯を注いで出来上がった鯖の糠漬け茶漬け。糠風味の鯖は、それはそれでコクのある旨みがあるのですが、幾分辛くも感じられます。

(周りに永谷園のお茶漬けを散らすことで味に軽やかさが)
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それが、永谷園のお茶漬けの海苔とあられなどが加わることにより、その塩辛さが和らぎ、味に軽快感が生まれるのです。最初にイメージした通りでした。
また、お湯に浮かんだ鯖の脂は、何とも言えない食感をつくります。元気が出る感じです。

北陸の冬の風土が生んだ鯖の糠漬け、そしてそれが主役のお茶漬け。戸外の寒さを忘れさせてくれる、充実の夕食となりました。

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