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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

山菜カンゾウを食す醍醐味

桜の花便りの北上とともに、野山の春の幸も旬を迎えました。この度、初めてカンゾウという山菜を食することに。酢味噌和えにしたところ、意外と苦味がなく、素朴な味わいで、とても食べやすかったです。

食のレパートリーが一つひとつ増えていくと、人生が豊かになる感じ。何事もチャレンジ、チャレンジ。件(くだん)の疫病という懸念材料がありますが、意気軒昂、元気でやっています。

(直売所で買ったカンゾウ)
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このカンゾウと出会ったのは、私どもがよく利用する押水特産直売所(宝達志水町)。店頭にみずみずしく並んでいたので、思わず買ってしまいました。

初めての物ゆえ、食べ方をお店の人に聞いたところ、「酢味噌和えにするとおいしいですよ」とのこと。ネットの情報も参考にして、カンゾウを3㌢ほどに切った後、塩ゆでにし、自家製の酢味噌で和えました。

(酢味噌に和えます)
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(酢味噌和えの出来上がり)
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出来上がった酢味噌和えは、春の息吹を感じさせる、みずみずしさにあふれます。口内に運ぶと、小気味のいい歯ごたえと爽快感が広がります。素敵な里山の幸と出会いました。

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冬 熟成の時、かぶら寿司の出番

12月も半ばになると、さすがに寒くなってきました。金沢にこの度、今冬初めての雪が降りました。今のところ、大雪にはなっておらず、屋根の黒瓦に、うっすらと積もった白い雪は目にさわやかで、その風景を楽しむ余裕があります。

冬は、北陸の食を豊かにする季節でもあります。日本酒、味噌、漬物などが熟成の時季を迎えるからです。その中で、特筆されるのが、石川や富山でおなじみの、かぶら寿司です。冬の代表的な郷土食の一つです。

これは、丸い、かぶらの切り身の間にブリやサバを入れ、花模様などにあしらったニンジンを添え、米麹を使って熟成させて作り上がるものです。江戸時代から伝わる発酵食品とされ、今でも多くの家庭で自家製のかぶら寿司が作られています。
私も子供の時から祖母や母が手作りしたかぶら寿司に親しんできました。

(販売されているかぶら寿司・左と大根寿司)
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(押水特産直売所)
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この度、かぶら寿司の逸品と出会いました。宝達志水町(旧押水町管内)にある押水特産直売所で販売されていました。
ここは宿町地内の国道159号沿いにあり、地元の農家が生産した新鮮な野菜や果物が安価に並ぶところ。主婦が手掛けた味噌、梅干しなどや手工芸品も販売されるので、とても親近感があります。

ここで見つけたかぶら寿司。早速自宅で頂きました。
食材のほか、米麹、塩などのレシピは、作り手によって違うので、味は様々なのですが、はっきり言ってとてもおいしい一品。甘味や酸味、そして唐辛子の辛みが、ほど良く素材に染み、上質な味に仕上がっています。

(自宅でおいしく頂きました。^^))
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ご飯の友に良し、酒の肴によし。至福の時をもたらしてくれる味覚でした。
このかぶら寿司、そんなに生産量が多くないので、実は人にあまり教えたくないのですが、作り手に感謝の気持ちを表したいと、紹介させて頂きました。

残暑続く 色付けで鋭気養う

残暑が続いています。長かった梅雨時は、夏空を待望したのに、今は少しでも暑さが和らいでほしい、夕立の一つでもあってほしいと、こい願う毎日です。

そんな中では、体調管理に、ひと一倍気を使います。十分な睡眠をとり、適度な運動を行い、そして食事には手を抜かないようにと心がけています。「医食同源」の格言を信じており、この度、食したのは、地元ではお馴染みの魚料理の色付けです。たれがかかり、つややかに光ったそれは、夏バテを解消させてくれるようでした。

(店頭で、お店の人が炭火で魚を焼きます。懐かしい光景)
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(たれがかかり、出来上がった数種類の色付け)
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この日午後、涼を求めて白山ろく鶴来に出かけました。帰り道、立ち寄ったのは、山下鮮魚店山力さん(白山市道法寺町)。店頭でお店の方がお魚を炭火で焼いていました。銀ダラ、スルメイカ、ホタテ、そしてウナギ。見ているだけで、食欲がそそられます。

数品を買い求め、その日の夕食に。おいしく、パワーアップが図られたのは、言うまでもありません。

(飲食店内に配された栗の実)
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その日は、昼食に白山比咩神社そばの飲食店に寄りました。店内には、栗の実を配した生け花がありました。山里には、秋が着実に来ているようです。ほっとする風景でした。

8年ぶり南米から 三夜連続カニ面

冬の金沢の食の大冒険といったところでしょうか。あかつき屋にお泊まりになったお客様。三夜連続違う飲食店で金沢おでんの一押しの食材カニ面を食されました。地元の人でもカニ面をそう頻繁に食することはないのに、それを三日連続ですから、ただただ驚くばかり。

「いずれのカニ面も絶品でした」とそのおいしさを激賞。そう語ったのは、8年ぶりにここにお越しになった男性で、今回はご夫婦ではるばる南米ブラジルから北陸の地に足を踏み入れたのでした。あかつき屋に三泊されました。

お客様のご主人は8年ほど前に首都圏にお住まいで、当時は勤務先のご同僚とあかつき屋にお越しになりました。その際に記憶に残っているのは、お客様は金沢土産に「職場の金沢出身の女性の薦め」(お客様)で、米菓ビーバーを何袋も買われたことでした。
その後、ブラジルへご転勤。ご結婚を経て、今回は奥様とともに久しぶりのご帰国。お二人の結婚記念日を祝う旅でもありました。

【お客様が食されたカニ面=ご提供写真】
(あまつぼさんのカニ面)
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     (飛さんのカニ面)
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(三幸さんのカニ面)
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この度の金沢旅行の目的の一つは、金沢の冬の食の魅力を存分に味わい尽くすことでした。特に力を入れたのは、これも金沢通の職場のご同僚の紹介で、金沢おでんの具材カニ面へのチャレンジ。

お二人が三夜連続で訪れたお店は、順に「あまつぼ」さん(柿木畠)、高級寿司店「飛(とび)」さん(尾山町)、「三幸」さん(片町)でした。どのお店のカニ面も趣向が凝らされていました。カニ足、卵、カニ味噌がカニの甲羅の中に絶妙に配され、おでんのつゆなどをベースにした、そのお出汁も独特のもので、お口に入れると思わずうなってしまったそうです。

(カニ面についてお宿ノートにレポートされたお客様)
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その一品、一品について、お二人はご出発の朝、お宿ノート「自由帳」に写真付きでレポートして下さいました。私どもにとっても、新たな知見を得た格好です。

お二人は今回の旅も「お土産にビーバーをたくさん買いました」(笑)とのことでした。今年NBAで活躍する八村塁選手(富山県出身)が、チームメートに配って大ブレークした(白えび)ビーバー。最高のお土産になったようです。

O様、8年ぶりにお越し下さり、感激しました。ありがとうございます。再びブラジルに戻った後も、元気でお過ごし下さいませ。

あかつき屋 夜の団らんに香箱ガニ

日ごとに寒さが感じられる中、あかつき屋の夜の団らんの場が一気に明るく、活気づきました。6日に日本海のズワイガニ漁が解禁となり、近江町市場の鮮魚店の店頭に並んだ香箱ガニが、早速ここの団らんの場に登場したのです。

東京からお越しになったお客様グループが買ってこられたのです。外でのご夕食後、二次会の酒の肴としてテーブルに並びました。お客様は初めて目にする冬の日本海の味覚に感嘆の声を上げられ、夜のご歓談が一段と盛り上がりました。

(食卓にお目見えした香箱ガニ)
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近江町市場は、ズワイガニ漁が解禁となり、最初の土曜日とあって、市場は混み合っていたそうです。お客様は、話題のメスの香箱ガニを「とりあえず一匹買ってきた」のだそう。

しかし、初めて見る香箱ガニ。そのさばき方も、食べ方もご存じなく、どうすればいいのかと思案顔でした。
そのご様子に、さすがに看過できず、私は台所に立ち、既にゆでてあったそのカニの甲羅をパカっと開け、中の身を食べやすいようにしました。殻が付いて硬いカニ足に包丁を縦に入れ、切り口をつくり、身を取り出しやすいようにしました。

実は、私がカニをさばくのは、初めて。子どもの時から食べて来たカニですので、家族が調理するのをそばで見てきた程度です。ですから、お客様が持ち込まれた香箱ガニを前にした時は、少し戸惑いました。でも、私以外に手ほどきする人がいなかったので、気合でそのカニを処理しました。

(初香箱ガニを楽しまれたお客様=写真掲載了解済)
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お客様には食べる時は、カニのお腹の下に付いている三角形のフンドシと呼ばれるものなど以外は、食べられるとお話ししました。カニ足はもちろん、お客様には不案内だったオレンジ色の内子やカニ味噌などは、特に美味であることを紹介しました。

お客様は、近所のふじた酒店さんで地酒とおかきなどを買い、カニとともに召し上がられました。言うまでもなく、懇談は盛り上がり、尽きない話に楽しい一夜となりました。

私にとっても愉快なことでしたが、振り返れば、カニの実を付ければ風味がより豊かになる酢醤油を作って差し上げれば良かったなと思いました。次回に活かします!