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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

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こまちなみ天神町にイノシシの巨体-前回の続き-

和歌山大学観光学部の学生さんらをご案内して歩いたこまちなみの天神町。歴史的な趣に浸りながらの道すがら、全く信じられないような光景と出くわしました。天神町通りの中ほどの民家の軒下に獣の巨体が横たわっています。近づくと、それはイノシシでした。

学生さんや先生は、びっくり仰天。「とんでもないものを見てしまった」といった表情で、しばしその姿に目が釘付けになりました。

(天神町の民家の軒下に横たわっていたイノシシの巨体)
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そこはYさんのお宅で、そこのご主人の狩猟仲間が昨日、小松市大杉方面の山中で射止めたそうです。
イノシシは、メスで体長は約1.5㍍、体重は100㌔ほどあるそうです。横たわっていると、本当に大きく感じます。

そのイノシシを前にして、Yさんのご家族らが手慣れたご様子で作業を進めておられます。既にイノシシは内臓が取り除かれており、次に血抜きをするために、軒下の滑車に通したロープにイノシシをくくりつけ、イノシシを持ち上げようとしていました。

奥さんも交えたYさんのご家族らは、「セイノー」と声を合わせてロープを引き、イノシシを天井から吊るしました。見ていても力が入り、どこかユーモラスでもありました。

天井に吊るされたイノシシが安定した後、男性はナイフでお腹の中の残物を除き、きれいにしているようでした。
こうして処理したイノシシのその後は聞きそびれました。

それにしても、城下町金沢の歴史探訪を兼ねた町歩きで出くわした思いがけない風景。学生さんらに強烈なインパクトを与えるとともに、どこか奇妙で不思議な、こまちなみ散策となりました。

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春本番、鳥たちも生き生きと活動

気候が暖かくなるのは、自然の生き物たちにとってもうれしいことのようです。ここ数日、金沢のまちなかを歩いていると、鳥たちが気持ちよさそうに過ごしている姿を目にしました。

花見で活気づいた後の城下町、鳥たちが思い思いに活動している様子に、どこかほっとした気分になりました。

(辰巳用水にたたずむカモたち)
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先の日曜日。石川護国神社前を友人と歩いていた時のことでした。道沿いの辰巳用水に鳥らしきものが。近づいてみると、つがいと思われる二羽のカモでした。

二羽は、ゆるやかな川の流れの中で、静かにたたずんでいました。

  カラスが電柱で巣作り
ここ一、二日ほど、あかつき屋の玄関先に、木の枝が散乱しています。なんだろう。風で飛ばされてきたのかしら。不思議に思いながら、その都度拾い集めて、ごみとして始末していました。

玄関に出るたびに、小枝が、前の道や側溝に落ちています。あまりにも不思議なので、そばにある電柱の上の方を見上げてみました。

(あかつき屋そばの電柱に作られたカラスの巣)
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案の定、電柱のてっぺんには、鳥の巣がありました。鳥が巣を作っている時に、木の枝を落としたようです。何の鳥だろう。しばらく見ていると、巣からカラスが上半身を出しました。

カラスがここ二日ほど、熱心に巣作りしていたのでした。カラスは、木の枝を集めにいくためか、金沢城方向へと飛び立っていきました。

転落のムクドリ 近所の人に保護され元気に

あかつき屋の前で出くわした近所のKさんが、乗っていた自転車を止め「ムクドリがいるんですけど」とおっしゃいます。何のことか分からず、Kさんの家まで行ってみると、籠に入ったムクドリがいます。
どうしたのかと思ったら、隣のお寺・広済寺さんのお庭の木の巣から道に落ちたのを保護しているのだというんです。ムクドリは、そんな風もなく、元気そうに籠の中にいます。

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Kさんによると、ムクドリは先週末の25日に、巣から道に落ち、それをあかつき屋のお隣のSさんの奥さんが見つけ保護し、それをKさんが託されて巣箱に飼っているようです。

ムクドリは幼鳥で、発見された時は、けがをしていたらしく飛べず、ちょっと弱っていたようです。
しかし、Kさんのお世話のかいあって、今は飛べないまでも元気そうです。

あかつき屋の界隈は、兼六園・金沢城公園に近いのに加え、静かで、お庭をもっている家が多いせいか、結構いろいろな鳥がやってきます。
ムクドリもその一つと言え、今、Kさんとその3人の子どもさんらにお世話されています。
早くもとの姿になって、自然に帰る日を願っています。