あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

突然の訪問、立派な大学生に

その日一日、ほのぼのとした気持ちで過ごすことができました。週末のお客様をお迎えする準備を終えて一息ついた昼下がり。突然、男性の声が玄関から聞こえてきました。
この時間にチェックインされるお客様はいないはずだし、誰だろう?不思議に思いながら、玄関へと向かいました。

「前に泊めてもらった者です」。その若者は格子戸を開けて、おっしゃいました。そう言われても、すぐに思い出せません。
若者は、続けました。「長野県から来て、家族で泊まりました。近所のお寿司屋さんや、銭湯に行き、夜は、外国人と交流しました」。
それで思い出しました。あのKさんご一家ですか。お泊まりの際、お宿ノートに楽しい絵と感想を残されていったからです。
そのKさん。5年ぶりのあかつき屋訪問です。

(5年前に旅の感想を記したお宿ノートを手にするKさん
                   =写真掲載了解済)
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長野市出身のKさん。聞けば、今春金沢大学に入学されたとのこと。その大学の法学類に在籍し、学んでおられます。
すぐに5年前にタイムスリップしました。

Kさんご一家は2012年3月、あかつき屋にお母さんと当時中学生と小学生のご兄弟の3人で宿泊されました。お泊まりの際、その模様について、お宿ノートに詳しく記されました。
近所のまるよしさんで、おいしいお寿司やおでんを食べ、みろく温泉さんで、身も心も温まりました。
夜は、同宿された外国人カップルと、流暢とはいかないまでも英語で楽しくやりとりされました。

一つひとつが初体験だったのですが、何よりうれしかったのは、行く先々で地元の人から親切にされた、とのことでした。
Kさんにとっては、忘れ得ぬ金沢の思い出になったのでした。

「この旅行で金沢が大好きになりました」。その思いを胸に中学、高校時代を過ごし高3の時、大学受験に選んだのが、金沢大学だったそう。そして、この春、見事に合格。

Kさんは入学して3カ月ほどたち、少し落ち着いたのか、5年3カ月ぶりに、「懐かしい」(Kさん)あかつき屋を自宅のある杜の里界隈から自転車で訪ねて下さったのです。
コミュニティルームでそのいきさつを聞いた時、驚くと同時に、大変感激しました。

金大で学んで、将来は国際的に活躍するジャーナリストを目指すとのこと。何事にも真っすぐなKさんなら、その夢をきっとかなえられるでしょう。

よく来て下さいました。ありがとうございます。また、ご家族で遊びに来て下さいね。

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以前フランスのご両親宿泊、今回妻と

寒中、雪降る日が続く北陸・金沢。メディアで報道されている東北・北海道方面ほどではないものの、金沢も断続的に雪が降り、一日に何回も雪かきに精を出しています。

そんな中で、うれしいお客様が、あかつき屋にお越しになりました。神奈川県内にお住まいのChristian Pigotさん、佳美さんご夫妻です。実は、フランス人のPigotさんのご両親が3年前にあかつき屋にお泊まりになっており、そのご縁でここにお泊まりになりました。

(お泊まりになったChristianさん、佳美さんご夫妻=写真掲載了解済)
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ここに来られて初めて分かった、うれしい成り行き。ご夫妻が二泊されている間、フランスのお里のことや、金沢観光のことなどで話が弾みました。

Christianさんのご両親がここにお泊まりになったのは2014年の2月。ほぼ3年前です。
ご両親は、自宅があるフランスの南西部・アンジェで観葉植物の生産と販売の仕事に従事されており、ここにご宿泊中、お庭談義に花が咲いたことを覚えています。
今回は息子さんのChristianさんが、妻の佳美さんのバースデーを祝って、金沢旅行を企画されたのでした。

Christianさん、佳美さんとのおしゃべりは楽しいものでした。
Christianさんはネットで、ご実家のあるアンジェと自宅付近を紹介して下さいました。ご実家は広大な農地や自然の中にあり、この地域は一年を通じて温暖な気候だそうです。ご両親はそこでハウスを建て、観葉植物を栽培されているのです。

「いいところですね。こんなところだとバーベキューをしたくなりますね」と私。
Christianさんは「そうです。一週間に一回バーベキューをしてました」と笑って話されました。

佳美さんは大の金沢ファンで、今回の訪問が4度目。「雪化粧した街が美しく、食事もおいしい」と改めて金沢の魅力を感じられたそう。
ご出発の朝、Christianさんはすっかり金沢が気にいられ、雪景色の兼六園を見たくて、二度目の兼六園探訪を実行されました。

本当に佳き出会いに恵まれました。ご宿泊ありがとうございました。
フランスのご両親にもよろしくお伝え下さいませ。

高1フレンズ 青春金沢旅

あかつき屋では、こんな若者たちのお泊まりをお受けするのも、快いものです。この三連休にお泊まりになったお客様に、高校一年生のグループがありました。静岡県からお越しになった四人さんで、二泊されました。

JRの青春18きっぷを使ってのご旅行。質素な中にも、ホットな思い出が詰まった金沢旅になったようでした。

(お泊まりになった高校一年生四人さん=写真掲載了解済)
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静岡市内の高校で学ぶ若者たち。冬休みを利用しての旅で、青春18きっぷを利用して、大阪経由で金沢に入られました。
主な観光地を回る一方、金沢グルメも満喫。近江町市場では海鮮丼に舌鼓。金沢カレーや、片町の宇宙軒食堂の豚バラ定食にも挑戦されました。

こちらとしては社会人や大学生とは違って、ふだん収入のある立場ではない高校生なので、安価な中にも魅力的なご飯屋さんなどを紹介させて頂きました。

ご滞在中、ちょっぴり緊張した表情も。でも、自身の経験を振り返っても、そんな旅が、一回りも二回りも人間を大きくしてくれると思います。
4人はこの後、飛彈・高山へと向かわれました。

ご宿泊ありがとうございました。静岡では、勉学に、スポーツに、そして余暇に有意義な時間を過ごして下さい。また、元気な顔を見せて下さいね。

国際色豊かに 新年最初のお客様

あかつき屋は正月一、二日をお休みさせて頂き、三日仕事始めとしました。酉年最初のお客様は、国内のほか、トルコ、中国、タイのお客様で占められました。

伝統ある金沢町家の中で、東洋と西洋の人々がふれあう数日間。国際色豊かに始まった新年に心の高ぶりを感じながら、この一年気持ちを新たにして、頑張っていこうと胸の内で誓いました。

(大阪の大学で共に学んだお客様=写真掲載了解済)
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一組のお客様は、以前大阪の大学の外国語学部で学んだ若者たち四人でした。そこでキャンパスライフを共にしたのは、トルコ、中国の女性各一人と日本人男性二人でした。

久しぶりに顔を合わせたお仲間。観光におしゃべりに心おきない時間を過ごされました。

もう一組のお客様は、タイからお越しになったお友達の女性お二人。ここに三泊されました。

ご観光や近江町市場でのお買い物をゆっくりと楽しまれ、城下町金沢の新春ムードも味わわれました。
お二人が特に満足したのは、日本海の冬の味覚を味わったこと。近所の寿司店まるよしさんで、コウバコガニやブリ、甘えびなどを食べられたとのこと。

(タイのお二人、まるよしさんで=ご提供写真)
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(コウバコガニ)
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      (ブリのお刺身)
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お二人は、私に事前にカニやブリのことを尋ねるほど、地元の海の幸に関心が高く、金沢のお寿司屋さんでのお食事は、念願でした。

(あかつき屋を満喫されました)
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その夢がかない、実際に食したコウバコガニなどは予想以上のおいしさだったようで、「とても金沢が好きになった」と満面の笑みで話されました。

そしてもう一組。日本の女性お二人のお客様もお泊まりになりました。
岐阜と秋田ご在住の方で、お二人は、岐阜のOさんが秋田にお住まいの時、知り合われたそう。建築や日本的なものに興味がある方で、夜、コミュニティルームで話が弾みました。

お一人おひとり、一組一組、かけがえのない一期一会と心得、日々励んでまいります。

北海道・羅臼から酪農ご一家

北の家族とすっかり親しくなった四日間でした。この度、あかつき屋では、これまでで日本では最も北からお客様をお迎えしました。
お越しになったのは、北海道・羅臼町に住むご家族です。

羅臼町は、斜里町とともに知床半島を構成しており、根室海峡をはさんで北方領土の国後島と向かい合っています。その北の大地で暮らす稗田さんご一家6人があかつき屋を全室貸切って3泊されました。

稗田さんは、地元で酪農業を営んでおられ、ひえだ牧場を開いておられます。ここでのご滞在の間、羅臼の風土やお仕事など、得難いお話を聞かせて頂きました。

(北海道・羅臼からお越しになった稗田さんご一家)
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稗田さんご夫妻には、小学生と幼児の4人のお子さんがいらっしゃいます。羅臼からは、飛行機やJR電車などを乗り継いで金沢に入られました。

稗田さんのご主人は、ご先祖さんが北陸生まれということもあり、この地に愛着があり、そんなご縁もあって金沢にお越しになりました。

(稗田さんの牧場の牛たち=ご提供写真)
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(冬、雪に包まれたご自宅周辺=同)
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稗田さんご夫妻との夜のおしゃべりは、興味が尽きないものでした。乳牛80頭を養う酪農業。美しくも時に厳しい自然の中で、家族を挙げて、良質の牛乳を生産し、乳業メーカーを通じて消費者に届けておられるのでした。

4人の子供さんの子育ても大変なのですが、4年生になるご長男は「最近牛の世話をしてくれるようになった」(ご夫妻)と、今では家業の戦力として期待できるようになったとのことでした。

金沢での四日間。主な観光スポットめぐりや夜のライトアップバスに乗られるなどされたのですが、このあかつき屋界隈の温かい人情にふれたのが、心に残ったとのことでした。

近所の温泉銭湯・兼六温泉さんやみろく温泉さんでは、地元の人から声をかけてもらうなど、親切にされたそう。また、夜のお食事では、串焼き店上々南々さんや、なんば亭さんでも、温かく迎えられた、とおっしゃいました。

ご家族は、朝は、あかつき屋で朝食を取られるなど、我が家のようにくつろいで過ごされました。

(お宿ノートに金沢の思い出を記されました)
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こちらとしては、小さいお子さんがいらっしゃるので、体調を崩すことのないようにと、気を遣いましたが、夜はぐっすりお休みになったこともあり、皆さん元気に四日間を過ごされました。

本当にはるばる北海道の知床の地からお越しになったというだけで、感無量でした。
稗田さんご一家の皆様。この度のご宿泊ありがとうございました。
地元に戻られたら、再び健やかにお過ごし下さい。
私どもも、一度御地を訪れることができればと思っています。

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