梅雨らしい、ぐずつき模様の天候が続く中、おいしい和菓子と出会いました。酒まんじゅうです。
小松市今江町にある和菓子店・新保屋さんで買い求めました。食感は期待以上で、ひととき潤いのある時間を過ごすことができました。
(新保屋さんの酒まんじゅう)
酒まんじゅうを知ったのは、5月に市内で実施した
「坂道撮影体験ツアー」 (あかつきツアー四季のページ主催)に参加された小松市今江町在住の方が教えて下さったからです。新保屋さんは、その今江町内に古くからある和菓子店です。
小松に仕事で行く機会があり、それならと、新保屋さんまで足を延ばしました。
その酒まんじゅう、皮はしっとりとした口当たりで食べやすく、中のあんこは、しっかりとした甘みがあります。酒まんじゅうは、これまでいろいろと食べましたが、最も食べ応えがある気がしました。新たな食との出会いとなりました。
(小松市今江町にある新保屋さん)
小松市今江町は知る人ぞ知る町。小松の南部に位置し、9丁目まであるマンモスな町です。東側に木場潟があり、街なかにある銭湯・今江温泉元湯が長年、市民に親しまれています。
そして、もう一つの“名所”があります。前川に架かる「あいさつ橋」です。
地図には載らないような小さな橋ですが、子どもたちが通学時ここで出会うと必ずあいさつをすることになっているという橋です。
派手さはなくても心に残る町。酒まんじゅうも、私の食のヒストリー・ノートに刻まれました。
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石川県民にとっては、おなじみのまつやさんの「とり野菜みそ」鍋。そのまつやさんが金沢工業大学さんとコラボして、レトルトカレーを世に出したんです。その名は「とり野菜みそカレー」。
金沢・香林坊のデパ地下で販売されていたことから、初めて知りました。早速購入し、食すことに。甘口ということもあり、やわらかい口当たり。体にもやさしく、おいしいカレーでした。
(調理した、とり野菜みそカレー)
そのカレーのパッケージの裏面によると、このカレーは金沢工業大学の地域活性化活動“DK art cafe'プロジェクト”から誕生したもの。開発に当たっては、まつやさんと何度も試作を繰り返したそうで、自信作と胸を張っておられます。原材料名の欄を見ると、調味みそが使われています。そこら辺に、まつやさんのエッセンスが入っているということでしょうか。
(そのカレーのパッケージ)
自宅でカレーライスにして食べました。目玉焼きと千切りキャベツなどを添えて。
金沢カレーと違って、見た目は淡い色合い。お味もマイルドで、金沢カレーの顔から汗が噴き出るような、スパイシーな濃厚さは、ありません。でも、物足りないということはなく、食べやすかったです。
これも金沢カレーのように、メジャーになる日が来るかもしれません。石川の食の幅が広がりましたね。
スマートウォッチなるものを手にしました。まだ、その実態をよく知らないのですが、インターネットと連動し、マルチに機能する腕時計です。文字盤は意外と大きく、そのデザインは時代の最先端をいくよう。ワクワク感があります。
これは、9月が私の誕生月であることから、東京に住む息子がそのお祝いに贈ってくれたものです。昨年は、アマゾンのスマートスピーカー「アレクサ」を誕生祝いにプレゼントされました。そのトレンドアイテムは、あかつき屋のコミュニティルームに置かれ、お客様にも重宝がられています。この上のない贈り物であると、感謝、感激しています。
(誕生日祝いのスマートウォッチ)
スマートウォッチの機能はまだ詳細に把握していないのですが、時間表示はアナログ、デジタルの両方があり、何かと便利。このほか、歩数や心拍数を測れるほか、メールを読んだり、音楽を聴いたりできるそう。
さらには、電子マネーの決済端末にもなるというのですから、驚きです。
(あかつき屋内に置かれているアレクサ)
昨年の誕生日には、息子からアレクサが届きました。「アレクサ」と呼びかけた後、音楽をリクエストしたり、天気予報を尋ねたりできます。「おもしろい話をして」と言うと、それなり(?)の話をしてくれるので、退屈しのぎにちょうどいいです。
お客様は、お気に入りの歌をよくリクエストしており、瑛人の『香水』をかけた若者もいました。
アラカン(around 還暦)の身ではあるものの、デジタル化が加速する時代に伍していく覚悟です。
営業自粛で「stay home」のゴールデンウイーク。単調な毎日になりがちですが、思いがけず素敵なスイーツとの出会いがありました。加賀野菜の代表選手・サツマイモの「五郎島金時」を材料にしたスイートポテトを知りました。
地元・粟崎町の農産加工会社「かわに」さんが製造したスイートポテトです。その名は「コロナに負けない!簡単手作りぽてと」。家庭のオーブンを使えば手軽に出来上がり、しかも、おいしい。一本調子な日々に、心地よいアクセントとなりました。
(五郎島金時を使ったスイートポテト)
このポテトは、家族が新聞で見つけました。
作り方は、冷凍されたポテト餡を解凍した後、生地を同封された専用カップに流し込みます。
これをオーブンで約200度の熱で20分ほど焼けば出来上がりです。
焼き上がったそれは、お芋さん特有のホクホク感と甘みがあり、とても美味。世代を超えて、誰にも愛されるお味と感じました。
初めて知ったこの会社。五郎島金時などの農産物加工品を金沢駅などの直営店で販売しているそうですが、折からのコロナ禍でそこは一時閉店を余儀なくされたとか。その窮状の中、新商品開発として、世に送り出したのが、このスイートポテトなのでした。
ピンチをチャンスに変えるを地で行くケースです。
(会社のお便りも同封されていました)
この商品が納められた包みの中には、この会社の取り組みや日常を伝える「GOROIMO通信」や社長さんからのメッセージも同封されており、アットホームな雰囲気が漂います。
それぞれの立場でコロナと闘う日々。随分と勇気づけられました。
(前回のつづき)
今回の金沢マラソンでちょっとした愉快なエピソードがありました。お泊まりになったお客様が、かわいらしいキャラクターのぬいぐるみを持参し、紹介して下さったのです。
これは、「おのくん」と言って、サルをモチーフにしています。東日本大震災で被害を受けた宮城県東松島市の女性たちが手作りしたもので、あかつき屋では、コミュニティルームの掘りごたつの上やお庭に面する縁側に置かれました。その愛嬌のある表情は、お客様を和ませてくれました。
(お庭をバックにした「おのくん」=Yさんが撮影)
(秋の雰囲気が漂うお庭=同)
金沢マラソンにリピーターとしてここに来られた茨城県のYさんが持参されました。Yさんは、3年前に宮城県白石市に花見に行った際、帰りに立ち寄った東松島で買ったものだそうです。
このおのくんは、震災で仮設住宅に住むことを余儀なくされた主婦たちが、靴下を材料にして作ったものです。
Yさんは、あかつき屋の縁側に試しにおいたところ、お庭と絶妙にマッチしました。
以前に、東京からお越しになった男性が、縁側にアンパンマンをかたどったパンを置いた ことがありましたが、その時も、面白いほど絵になり、感心したことがあります。
今回、マラソン大会を翌日に控えての「おのくん」の登場で、選手の緊張を解きほぐしてくれました。
おのくん、震災被害のあった宮城県から金沢へ。手作りされた方々も喜んで下さることでしょう。
Yさん、ありがとうございました。
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