石川県民にとっては、おなじみのまつやさんの「とり野菜みそ」鍋。そのまつやさんが金沢工業大学さんとコラボして、レトルトカレーを世に出したんです。その名は「とり野菜みそカレー」。
金沢・香林坊のデパ地下で販売されていたことから、初めて知りました。早速購入し、食すことに。甘口ということもあり、やわらかい口当たり。体にもやさしく、おいしいカレーでした。
(調理した、とり野菜みそカレー)
そのカレーのパッケージの裏面によると、このカレーは金沢工業大学の地域活性化活動“DK art cafe'プロジェクト”から誕生したもの。開発に当たっては、まつやさんと何度も試作を繰り返したそうで、自信作と胸を張っておられます。原材料名の欄を見ると、調味みそが使われています。そこら辺に、まつやさんのエッセンスが入っているということでしょうか。
(そのカレーのパッケージ)
自宅でカレーライスにして食べました。目玉焼きと千切りキャベツなどを添えて。
金沢カレーと違って、見た目は淡い色合い。お味もマイルドで、金沢カレーの顔から汗が噴き出るような、スパイシーな濃厚さは、ありません。でも、物足りないということはなく、食べやすかったです。
これも金沢カレーのように、メジャーになる日が来るかもしれません。石川の食の幅が広がりましたね。
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スマートウォッチなるものを手にしました。まだ、その実態をよく知らないのですが、インターネットと連動し、マルチに機能する腕時計です。文字盤は意外と大きく、そのデザインは時代の最先端をいくよう。ワクワク感があります。
これは、9月が私の誕生月であることから、東京に住む息子がそのお祝いに贈ってくれたものです。昨年は、アマゾンのスマートスピーカー「アレクサ」を誕生祝いにプレゼントされました。そのトレンドアイテムは、あかつき屋のコミュニティルームに置かれ、お客様にも重宝がられています。この上のない贈り物であると、感謝、感激しています。
(誕生日祝いのスマートウォッチ)
スマートウォッチの機能はまだ詳細に把握していないのですが、時間表示はアナログ、デジタルの両方があり、何かと便利。このほか、歩数や心拍数を測れるほか、メールを読んだり、音楽を聴いたりできるそう。
さらには、電子マネーの決済端末にもなるというのですから、驚きです。
(あかつき屋内に置かれているアレクサ)
昨年の誕生日には、息子からアレクサが届きました。「アレクサ」と呼びかけた後、音楽をリクエストしたり、天気予報を尋ねたりできます。「おもしろい話をして」と言うと、それなり(?)の話をしてくれるので、退屈しのぎにちょうどいいです。
お客様は、お気に入りの歌をよくリクエストしており、瑛人の『香水』をかけた若者もいました。
アラカン(around 還暦)の身ではあるものの、デジタル化が加速する時代に伍していく覚悟です。
営業自粛で「stay home」のゴールデンウイーク。単調な毎日になりがちですが、思いがけず素敵なスイーツとの出会いがありました。加賀野菜の代表選手・サツマイモの「五郎島金時」を材料にしたスイートポテトを知りました。
地元・粟崎町の農産加工会社「かわに」さんが製造したスイートポテトです。その名は「コロナに負けない!簡単手作りぽてと」。家庭のオーブンを使えば手軽に出来上がり、しかも、おいしい。一本調子な日々に、心地よいアクセントとなりました。
(五郎島金時を使ったスイートポテト)
このポテトは、家族が新聞で見つけました。
作り方は、冷凍されたポテト餡を解凍した後、生地を同封された専用カップに流し込みます。
これをオーブンで約200度の熱で20分ほど焼けば出来上がりです。
焼き上がったそれは、お芋さん特有のホクホク感と甘みがあり、とても美味。世代を超えて、誰にも愛されるお味と感じました。
初めて知ったこの会社。五郎島金時などの農産物加工品を金沢駅などの直営店で販売しているそうですが、折からのコロナ禍でそこは一時閉店を余儀なくされたとか。その窮状の中、新商品開発として、世に送り出したのが、このスイートポテトなのでした。
ピンチをチャンスに変えるを地で行くケースです。
(会社のお便りも同封されていました)
この商品が納められた包みの中には、この会社の取り組みや日常を伝える「GOROIMO通信」や社長さんからのメッセージも同封されており、アットホームな雰囲気が漂います。
それぞれの立場でコロナと闘う日々。随分と勇気づけられました。
(前回のつづき)
今回の金沢マラソンでちょっとした愉快なエピソードがありました。お泊まりになったお客様が、かわいらしいキャラクターのぬいぐるみを持参し、紹介して下さったのです。
これは、「おのくん」と言って、サルをモチーフにしています。東日本大震災で被害を受けた宮城県東松島市の女性たちが手作りしたもので、あかつき屋では、コミュニティルームの掘りごたつの上やお庭に面する縁側に置かれました。その愛嬌のある表情は、お客様を和ませてくれました。
(お庭をバックにした「おのくん」=Yさんが撮影)
(秋の雰囲気が漂うお庭=同)
金沢マラソンにリピーターとしてここに来られた茨城県のYさんが持参されました。Yさんは、3年前に宮城県白石市に花見に行った際、帰りに立ち寄った東松島で買ったものだそうです。
このおのくんは、震災で仮設住宅に住むことを余儀なくされた主婦たちが、靴下を材料にして作ったものです。
Yさんは、あかつき屋の縁側に試しにおいたところ、お庭と絶妙にマッチしました。
以前に、東京からお越しになった男性が、縁側にアンパンマンをかたどったパンを置いた ことがありましたが、その時も、面白いほど絵になり、感心したことがあります。
今回、マラソン大会を翌日に控えての「おのくん」の登場で、選手の緊張を解きほぐしてくれました。
おのくん、震災被害のあった宮城県から金沢へ。手作りされた方々も喜んで下さることでしょう。
Yさん、ありがとうございました。
職業人としての長いキャリアを終えて、悠々とお暮らしの方のお泊まりが、先日来続いています。あかつき屋にお越しになったのは、北海道十勝地方にご在住の70代のMさんご夫妻です。JRのフルムーン夫婦グリーンパス・グリーン車乗り放題をご利用し、金沢に入られました。
ここでお国の十勝地方のお話しをする傍らに、ご披露されたのは、鮭の干物のフレークとキャラメルの小包み。ご主人が手作りされたそうです。
小品ですが、北の大地の香りが漂う、滋味あふれる食べ物。早速頂いたところ、口中に、じんわりと美味しさが広がりました。寒さが日ごとに増す中で、幸せなひとときとなりました。
(Mさん手作りの鮭フレーク=左とキャラメル)
ご主人は地元北海道で金融機関に長年勤められました。今は三人のお子様もそれぞれに独立され、時間がおありのご様子。JRのフルムーンパスを使って、九州を最終目的地とした、2週間ほどの長旅をされています。
あかつき屋で、懐からお土産ですと取り出されたのは、手作りの鮭フレークと、キャラメル。いずれも北海道の素材を使ったものだそうです。
「パッケージは、100円ショップで買ったものですよ」とご主人は、笑って話されました。でも、見た目は、お店で売られているように、整っています。
(鮭フレークをお茶漬けにすると、超美味)
鮭のフレークは、お茶漬けの材料にしました。ご飯に市販の梅茶漬けをかけ、そこに鮭フレークを載せ、熱いお湯を注ぎました。
そのままだったら硬い鮭も、お湯で柔らかくなり、その肉汁が溶けて、動物性タンパク独特のうま味が出ています。
梅の香と相まって、何とも言えない、いいお味になりました。
ご夫妻は夜、近所のみろく温泉さんに入られて、驚いたことがあったとのこと。ここの温泉の泉質モール泉が、地元の十勝川温泉のそれと同じであったそう。
「(十勝川温泉のお湯も)肌がすべすべになって、美人の湯として全国に発信しています」とご夫妻。「あかつき屋のお客さんには、ぜひ十勝にも足を運んで下さい」と結ばれました。
Mさん、ご宿泊ありがとうございました。いつまでもお元気でお過ごし下さい。
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