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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

テイクアウト料理で慶事祝う

ねちっこく人類に立ちはだかる、新型コロナウイルス。様々な分野に大きな影響を与えていますが、食をめぐる風景も一変させました。緊急事態宣言が敷かれた金沢でも、数多くの飲食店が閉店となり、変わって生まれたのが、そうした店舗のテイクアウトの実施です。

あかつき屋のお客様がふだんから多く利用する、老舗おでん居酒屋のあまつぼさん(柿木畠)もこの取り組みを始めたので、注文してみました。バラエティーに富んだオードブルとお寿司の盛り合わせ。いずれもおいしく、楽しい夕食となりました。

(社長さんからテイクアウト料理を受け取る
               =あまつぼさん)
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実は、家族の誕生日があり、外に出かけることも考えていたのですが、国挙げて「stay home」ということですから、ちょっぴり奮発したテイクアウト料理でのお祝い会となりました。

オードブルは、おでんのつみれや、たけのこや、梅貝、さつま芋の煮物など、地元素材のほか、焼き魚、ローストビーフ、テリーヌなどの内容でした。
見た目の華やかさのみならず、味はしつこくなく、ちょうどいい感じ。ふだんあまつぼさんで食べるのと同様、上品なお味でした。

(食欲をそそるお料理。オードブル=上と、お寿司盛り合わせ=下)
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お寿司は、社長さんによると、あまつぼさんのグループ店の寿司職人さんが握ったものだそう。ブリ、甘えび、のどぐろなども交え、海の幸満載といった趣です。

どれもおいしく頂きましたが、少人数の会食だったので、食べきれないほどでした。あまつぼさん、いかなる状況でも、手を抜かないな、と感心しました。

     緊急事態宣言を受け営業自粛
なお、あかつき屋では、現下の緊急事態宣言を受けて、5月6日まで営業を自粛させて頂いております。今後は、コロナウイルスの感染状況を踏まえながら、対応してまいります。
皆様、くれぐれもお体に気をつけてお過ごし下さい。落ち着きましたら、ぜひお越し下さいませ。

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冬空の下、ふれあい街歩き

例年になく雪のない冬となっている金沢ですが、冬は冬。寒中でもありますので、やはり外に出れば寒さは感じられ、厚手のコートは必要になります。

そんな中で、精力的に街なかを歩いて観光されたあかつき屋のお客様がいらっしゃいました。首都圏からお越しになったご夫妻で、ここに二泊されました。あかつき屋の近隣のいくつかのお店に立ち寄られ、店主の方らと気さくにおしゃべり。ホットな時間をもたれました。

(加賀棒茶の専門店・坂緑香園さん)
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二泊されてご出発の朝。こちらがご案内したのは、歩いて数分のところにある坂緑香園さんです。ご夫妻は、加賀棒茶をお土産にしたいとおっしゃったので、その棒茶の専門店である坂さんのお店をご紹介しました。

(店主の坂さんがご夫妻に熱心にご説明)
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(加賀棒茶の素になるお茶の茎を見せて下さいました)
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坂緑香園さんは加賀棒茶を販売する老舗で、現在のご主人は三代目だそう。坂さんは、ご夫妻にお茶のおいしい入れ方などを手ほどき。
また、加賀棒茶は、坂さんのところでは、厳選した茎だけを焙煎しており、坂さんは実際にお茶の茎を示しながら「お茶の葉っぱを焙煎しているのと違って雑味のない、すっきりとした味が、加賀棒茶の特長」とおっしゃいました。

(坂さんはお茶を焙煎する工場でもご説明)
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坂さんは、お店の隣にある工場にもお二人を案内し、実際にお茶を焙煎するドラムの前で、棒茶づくりの工程を説明して下さいました。

ご夫妻は、加賀棒茶のパックを何袋もご購入。そして、ざっくばらんにおしゃべり。その中で、坂さんが学んだ東京の大学は、ご夫妻の奥様のお母さんと同じ大学で、お二人の年齢も同じであることが分かり、「何という偶然」と互いに驚かれました。

お二人は二泊三日の間、このほか、あかつき屋の近所のふじた酒店さんでは若女将さんと、御朱印を頂いた前のお寺広済寺さんでは奥様と、そして、兼六園下交差点そばの喫茶店「いしかわ門」さんでは、モーニングセットを頂きながら、ママさんとご歓談。地元の人の人情にふれる金沢ステイになったようです。

この度のご宿泊ありがとうございました。この兼六大通り、賢坂辻界隈は、長年、地道にご商売を営み、地元の人らから愛されているお店が、少なくありません。今度お越しの折は、また別のお店も知って頂ければと思います。ぜひまたお越し下さいませ。

梅雨の晴れ間 野菜市に笑顔

梅雨入りすると、街なかは幾分トーンが落ちた感があります。ゴールデンウイークにどっと押し寄せた日本人観光客の客足は後退し、日中は外国人観光客の方々が街を闊歩する姿が目につきます。金沢のここ数年の特徴的な光景です。

そんな街にあって、あかつき屋に近い賢坂辻界隈でひと際、にぎやかな場所があります。毎週火曜日午後一時から開かれる「おしゃべり野菜市」(横山町)です。新鮮な野菜が並ぶとあって、近所の主婦らが大勢訪れ、お目当ての品を買って行かれます。

(近所の主婦らが集う、おしゃべり野菜市。右端はスタッフの女性)
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この野菜市は、旭町に事務所がある「NPO法人クラブぽっと」さんが2年前から金沢町家の古民家を会場に開いています。医王山のふもとの集落や旭町の農家が育てた野菜や加工品などを出荷しています。

この野菜市の魅力は、新鮮な野菜が並ぶだけではありません。近隣の人たちの憩いやふれあいの場としての利用も意図されており、ご近所の主婦らは、お買い物もそこそこに顔見知りの方とおしゃべりを楽しまれます。

(売り場に並ぶ野菜)
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梅雨の晴れ間のこの日も、女性たちが集い、スタッフの方を交え、談笑されていました。
私は、ここに立ち寄った際は、大根の酢漬けのお漬物を買うことにしており、今回もトマトとともにゲットしました。
スタッフの方は「先週末の雨でいい野菜が取れず、今日は品物が少なくて…」と残念そうでしたが、笑顔でお客さんに応対されていました。

このお店の前は毎日のように通っており、火曜日お店が開いているのを見ると、何となくうれしくなります。

寒かったので「豚骨ラーメン」

ラーメンは、1週間か10日に一回食べているような気がします。今日も雪が降り、寒かったのでお昼にラーメンを食べようと心に決めました。

たまたまお昼頃に所用で犀川以南にいたので、久安にあるラーメン店岩本屋さんへと向かいました。豚骨ラーメンであったまろう、と思いました。

(岩本屋さんの豚骨ラーメン)
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お店に着いた時は、一時半頃でしたが、それでも店内はにぎやかでした。予定通り豚骨ラーメンを注文。ラーメンはやわらかめ、メンマの増量をお願いしました。
加えて、とろろご飯も頼みました。

(とろろご飯のセット)
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岩本屋さんは年に数回来ています。豚骨ラーメンの本格派といったところでしょうか。スープは雑味がなく、飲みほしたくなるほどです。ゆっくりと頂きました。
とろろご飯が、豚骨スープの脂っぽさを中和し、食事をヘルシーにしてくれます。

(岩本屋久安店さん)
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食べ終わって、初めてお会いした店長さんとしばしおしゃべり。何と店長さんは、あかつき屋から歩いて10分ほどのところにお住まいで「兼六中学校を出ました」とのことでした。このお店が、一気に身近に感じられました。

健康管理に食は重要。雪かきが日課となった今冬は、力のつく食事が、とりわけ恋しくなります。

新商品次々 金箔散らしたおぼろ月

小なりと言えどもお宿業を営む日々の中で、近隣の商店から刺激を受けることが多々あります。今回感心したのは、兼六園下交差点そばで和菓子店を開いておられる中島菓子店さんです。

お店は兼六園、金沢城のすぐそばという好立地なのですが、それに安住せず、新商品を絶えず開発しておられます。今日お訪ねした際、お目にかかったのは、金箔を散らした、おぼろ月「一(いち)」です。

(金箔を散らしたおぼろ月の「一」)
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おぼろ月は、中島菓子店さんの代名詞と言ってもいい和菓子。そのお菓子の表面に金沢の伝統工芸の一つ金箔を散らしました。それにより、お菓子に気品と高級感が生まれました。
その素敵なお菓子とともに、若いご主人の飽くなき商品開発意欲にも、大いに刺激を受けました。

中島菓子店さんは明治創業の老舗ですが、新商品の開発に余念がないのには、いつも敬服しています。端午の節句の時季には、鯉のぼりの形をした鯉のぼり最中を製造するなど、タイムリーな商品を世に出す一方、数年前には地元の高校とタイアップしてオリジナルなお菓子も製造されました。

(新商品を紹介する若女将さん)
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今回の金箔を散らした和菓子は、先日の金沢百万石まつりに合わせて作ったものだそう。生地に竹炭の粉末を練りこんで漆黒の夜空をイメージ。金箔が散らされた丸い形は、黄金のおぼろ月だそうです。

北陸新幹線開通で金沢は観光客は増えているのですが、そこにさらに新商品を打って出すアグレッシブな姿勢。お菓子作りを楽しむ店主のハートとともに、見習いたいところです。