先日、近江町市場を訪れました。今冬の漁の最盛期を迎えたズワイガニ(石川県では加能ガニ)を買うためです。
店先を赤い絨毯で覆ったように、ひしめくそのカニの一団。見る者に鮮烈な印象を与えます。
買い物客が手に取って買いやすいように店頭に並ぶカニのほかに、展示用の水槽に入ってゆったりと体を動かすカニや、店の奥で貯蔵用に佇んでいるカニなど、その在り方は様々。市場は、さながらカニミュージアムのようでした。
(近江町市場にズラリと並ぶ加能ガニ)

いつものことながら、加能ガニは、そのお値段が気になります。これは、需要の度合いもさることながら、海の状態にも左右され、時化が続くと漁は難しく、おのずから値段は、高くなります。
それでも、シーズン中は、その美味にふれたくなるもの。今年も、身体が小さめのメスの香箱ガニを食し、濃厚なお味のカニ味噌やカニ足に、北陸人としての幸を享受しました。
(展示用の水槽に入るカニ)

(店の奥で出番を待つカニ)
首都圏に住む息子一家や親族に贈る市場でズワイガニを毎年購入するのは、首都圏に居を構える息子や親族に贈るためです。金沢の冬の便りですね。
そして、日本海の冬の幸が無事届いたことが、ネット上の映像共有サイトで知らされました。
孫が「カニ、カニ」と目を輝かせ、それを手に取って持ち上げたり、前、後ろに向きを変えたりしながら、「お口はどこ?」「おいしそうだね」と昂奮していました。
(カニと遊ぶ孫=映像共有サイト「みてね」から)
昨年は、緊張した表情ながら「りん君(孫の名前)こわくないんだよ」と言っていたのと比べ、随分余裕がありました。孫は、明るく愉快に成長していってくれている様子。金沢で目を細めています。
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9月も中旬に。金沢はいっときの暑さはやわらぎ、随分と過ごしやすくなりました。いよいよ秋の行楽に絶好の季節の到来です。
朝、近江町市場へあかつき屋のお客様と一緒に出かけました。店頭には、山、里、海の幸が勢ぞろい。実りの秋を実感。
市民、観光客ともに、こたえられない食のシーズンとなりました。
(近江町市場の八百屋さんの店頭)
(五郎島金時)

(押水のイチジク)

(能登栗)

(白山ろくの天然なめこ)

八百屋さんの前には、地元金沢のさつま芋・五郎島金時のほか、能登・押水(宝達志水町)特産のイチジクや能登栗、白山ろくの天然なめこなどが、つややかに並んでいました。
(新鮮なお魚がきらきら光る魚屋さんの店頭)
(甘エビ)

(底引き網漁で捕れたお魚がズラリ)


魚屋さんでは今月、底引き網漁が解禁されたとあって、甘エビをはじめ、石川県近海で水揚げされた様々なお魚が店頭を飾りました。いずれも新鮮で、どのお魚もキラキラしていました。
こんな北陸の幸も旅のお客様を歓迎してくれます。お客様には、金沢にご滞在中、存分に味わってもらいたいと思います。
金沢は、本物の春が来たような日和。明るい日差しに心も軽くなり、あかつき屋では今朝、お客様と一緒に朝食の買い出しに近江町市場へ出かけました。
8時半頃に着いた市場では、八百屋さんや魚屋さんなどの店頭に最も商品が並ぶ時。目の前の生きのいい品々を見ているだけで元気が出てきます。
八百屋さんでは、能登野菜・中島菜を買い、これをあかつき屋でおひたしにして、食卓に並べました。「すごくおいしい」。一同、春の味覚を満喫しました。
(近江町市場の店頭に並んだ旬の野菜。中央が中島菜)

(魚屋さんには、春の鮮魚がひしめく)

(熱々のカニコロッケをご賞味=写真掲載了解済)

お泊まりになったのは、神戸市内の大学を今春卒業される3人さんで、卒業旅行で金沢にお越しになりました。
一夜明けて、近江町市場へ。店頭には、春の生鮮食品がひしめいており、八百屋「徳一商店」さんで、みずみずしい中島菜を買いました。
このほか、ダイヤモンド食品さんで、学生さんたちは、カニ、甘えびコロッケやおにぎりなどを買いました。コロッケは、揚げたてで熱々だったので、学生さんたちは市場を出た後早速、ほうばりました。
(人気を集めた中島菜のおひたし)

あかつき屋に戻って、すぐに中島菜を塩ゆで。この後、かつお節と醤油であえました。
食卓の真ん中に、中島菜のおひたしを置きました。一口食べて、皆「おいしい」と声を上げました。血圧を下げるとも言われる、この能登野菜。ヘルシー感いっぱいのさわやかな風味。
朝食は、中島菜を軸に進み、この地場産品は、あっという間に皆のお腹の中に収まりました。
こんな朝食も楽しいですね。この度、朝に近江町市場へお客様と出かけ、食材を仕入れました。買ったのは、たけのこの煮物やカタハ、甘えびのかき揚げ、ハタハタのから揚げ、おにぎり等。
食卓には、春の幸が全開。旬のものがそろい、笑顔も全開で、地元の山海の恵みを堪能しました。
(近江町市場の春の幸が並んだ朝の食卓)

気候はすっかり春らしくなり、朝からその陽気に誘われ、食材購入に近江町市場へ出かけることにしました。
店頭には、春の幸がにぎやかに並んでいます。
八百屋さんでは、タケノコや山ウド、コゴミ、カタハなどの山菜が並んでいました。どの食材も生き生きとしており、見ていて心が弾みます。
ある八百屋さんでは、カタハを買いました。
(金沢産のタケノコや能登産カタハなど)

(能登産コシアブラ、コゴミ、タラノメなど)

(能登産山ウドなど)

しばらく歩くと、別の八百屋さんでは、女性のご主人(女将さん?)が、鍋からタケノコをウレタンのパックに移していました。聞けば、前日から煮ていたタケノコの煮物をパックに詰め、販売するのだとか。おいしそうだったので、それを一パック買いました。
ダイヤモンド食品さんでは、各種コロッケなど出来たばかりのいろいろな揚げ物が並んでいました。ここでは、甘えびのかき揚げを買いました。
(芸術作品のようなお魚の陳列)

(初夏の海の幸・岩ガキ)

鮮魚店では、春の海の幸が満載。いつも朝一番の店頭に芸術作品のように、種々のお魚を並べるこの魚屋さんは、今朝も見ごたえのある作品を“展示”されました。
初夏の海の味覚、岩ガキも出始めました。能登産や加賀産の天然のカキ。お店の前で立ち食いならぬ、座り食いができるサービスがあり、これもまた楽しみです。
買い物を終え、あかつき屋でさぁ朝食。
カタハは、ゆで上げ、ごまだれドレッシングなどで食べたところ、それは思いのほか柔らかく、みずみずしく、おいしかったです。
タケノコの煮物は、これまた柔らかく、口の中で溶けるよう。昆布の風味も加わり、そのお味にうなりました。
甘えびのかき揚げや、ハタハタのから揚げなど、動物性たんぱく質の食材もあり、充実の食卓。
春の季節感いっぱいの朝食を伝統の金沢町家の空間で堪能しました。
今日は立冬。金沢は穏やかな空模様の中、暦の上では冬への転換点を迎えました。この日は、日本海の冬の味覚の横綱ズワイガニが前日の漁解禁の後、近江町市場などの店頭に朝から並びました。
カニが店頭にずらりと並ぶ光景を見ようと、昼頃近江町市場へ出かけました。市場内は既に大勢の買い物客で混雑しており、冬の肌寒さを感じさせない熱気が充満していました。
(店頭にずらりと並んだズワイガニ)



(大勢の人でにぎわう近江町市場)

どの魚屋さんも、ズワイガニを店の一番前に置いており、鮮やかな赤い色は、いやがうえにも目に飛び込んできます。見ているだけで体が火照ってくるような感じになります。
しばらく生きのいい、その初物を見て楽しみました。
(カニ汁を頂きました)

市場内では例によって、カニ汁のコーナーが特設され、赴きました。一杯200円というそれは、既に長い人の列ができており、私は470人分作ったというそれの最後の一人になりました。
カニ独特の風味。体は温まり、いい気分。北陸にいい季節がやってきました。
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