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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

車窓から光る海、のと里山海道走る

今日用件があり、能登の方へ行ってきました。往復に使ったのは、先月末に全線無料化になった「のと里山海道」(旧能登有料道路)。

天気が良く、気持ちのよいドライブ。車窓から見える海は、陽光を受け輝いていました。何より、料金所で通行料を払わないですむという負担がなくなったのはありがたく、ドライブをより快適なものにしてくれます。
時間短縮に加え、気分的なものも含めて、能登へ行く利便性は、格段にアップしました。

(のと里山海道と名称が変わり、無料化された能登有料道路)
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南北に長い能登半島を身体で実感できるのは、この有料道路を使う時。運転中、長く美しい海岸線を見ることができるのですから。夕方に走れば、海に沈む感動的な夕日にも出会えます。

(高松SA「道の駅 里山館」の入り口)
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(店内には、山菜なども販売されていました)
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この日、走った時は平日とあってか、道は混むこともなく、すいすいと目的地まで着きました。帰り道に高松サービスエリア(SA)に立ち寄りました。
ここは、ふだんより車が多く止まっていたように感じました。有料道の無料化に合わせて、新装オープンしたSAの施設。里山の趣が漂う外観になっていました。

店内の直売所では、地元の農産物が並び、旬を迎えた山菜のこごみも売られていました。

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公共貸自転車(まちのり)24日スタート

金沢市が実施する公共レンタサイクル(愛称まちのり)が24日、スタートします。
次第に暖かくなってきて、いよいよ春の行楽シーズン到来。あかつき屋の近くの兼六園下には、サイクルポート(自転車貸出・返却拠点)も設置され、準備は万端。お客様たちが、このレンタサイクルを駆って、街に繰り出す姿が目に浮かびます。

(まちのりのサイクルポート「兼六園下」)
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(サイクルポート「兼六園下」の端末機)
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だれもが手軽に市内を移動でき、環境にもやさしいということで、このレンタサイクルシステムが一昨年の試行期間を経て正式に実施されるものです。

市内18個所のサイクルポート(自転車貸出・返却拠点)と、まちのり事務局(金沢駅前ライブ1内)であれば、どこでも自転車の貸出・返却ができるシステム。料金は、1日200円(1回の利用は30分以内)で何回でも使えるというお得なもの。

この利用に当たっては、クレジットカードと現金の二通りのお支払い方法があり、サイクルポートにある端末機のタッチパネルで利用者の登録や料金の精算をします。

あかつき屋では、お客様の便宜を図るため、レンタサイクルの申し込み窓口(現金利用の場合)を設けました。

あかつき屋に近い小将町中学校入り口には、サイクルポート「兼六園下」が設けられ、既に自転車が並べられました。
金沢は、自転車を利用すると、一気に行動範囲が広がり、数多くの観光地を回れます。お客様にとっては大変ありがたい交通手段で、城下町をサイクリングしながら周遊される姿が目に浮かびます。

(紺屋坂に並んだぼんぼり)
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 紺屋坂にぼんぼり並ぶ
兼六園へと通じる紺屋坂には、ぼんぼりが設置され、桜の花見シーズン近しを告げています。風はまだ冷ややかですが、空は明るさを増しています。
近隣の梅の木も花の数が多くなり、何となく気持ちが弾みます。

ふらっとバスで、ひがし茶屋街へ

町家ゲストハウスから兼六大通りを兼六園下交差点方向に歩けば、コミュニティバス「金沢ふらっとバス」のバス停があります。この明るく瀟洒なデザインのふらっとバスに乗って、ひがし茶屋街に行ってきました。

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兼六大通りの味噌蔵町小学校側にあるバス停「小将町」で、100円を払ってバスに乗りました。乗車したバスは「材木ルート」ということで、武蔵ケ辻・近江町市場を始発として、材木町や横山町などの浅野川界隈のほか、香林坊や兼六園下なども経由する、観光客にはかなりお得な路線に見えました。

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ひがし茶屋街に浅野川をはさんで隣接するバス停「浅野川大橋」で下車、歩いて茶屋街を回りました。一時雨がぱらついたものの、東山に着いた頃は、すっかり雨も上がり秋の空に。観光客らが、ゆっくりと散策を楽しんでおりました。その中で、金沢の観光ガイド「まいどさん」は、あちこちで観光客に説明したり、写真を撮って上げたりと大活躍していました。

ふらっとバスはこの日は平日もあってか、地元のおばちゃん、おじさんら中高年が多く、停車した近江町では買い物した袋を手に乗ってくる高齢の婦人もおりました。車内では、録音した子供の声で、兼六園や材木町小学校などの説明アナウンスがあり、ほのぼのとした雰囲気が漂いました。





観光客にうれしい「自転車基地」

兼六園下バス停から大通りをはさんで向かい側に、自転車が幾台も並べてあるのが目に留まります。これは、サイクルポートと呼ばれる、自転車の貸し出し・返却拠点。金沢市が公共レンタサイクルの社会実験として、8月21日から10月20日まで行っているもので、兼六園のほか、香林坊、武蔵、金沢駅、東山など市内10個所にサイクルポートを設け、中心街移動の便宜を図っています。

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これは通称「まちのり」と言うそうで、自転車をどこでも借りられ、どこでも返せるというのが特長。システムは、基本料金(1日の利用)が200円で、1回の利用が30分以内であれば、何回利用しても無料。1回の利用が30分を超えるごとに200円の追加料金を払うことになっています。

兼六園ポートの男性係員に話をうかがったところ、1日30件以上の貸し出しがあるとか。その8割は観光客だそうです。

観光客からは「有効に時間を使える」と好評だそうで、利用者の中には「夕食をとるのに香林坊まで行って、(自転車を)降りる人がいます」とのこと。
「暑いのに大変ですね」と声をかけると、「いやー、こればっかりは」(係員)と、本当に暑そうでした。