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あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

「伝え方」講座を受講しました。

金沢市観光協会主催の「「伝え方」講座~コピーとPRで伝えよう~」がITビジネスプラザ武蔵で開かれ、参加しました。広報やプロモーションについてこれまで学んできたつもりですが、一度原点に立ち返ることも必要と考えたからです。

伝え方のポイントについて、パワーポイントを使った講義と実習を通じて学習し、有意義な時間となりました。

(参加した市観光協会の「伝え方」講座)
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講師は東京を中心に第一線で活躍するコビーライティングとPRの専門家の三人。三人さんは、競合優位性を意味するUSP(UNIQUE SELLING PROPOSITION)という専門用語について説明。他にはない企業価値や商品をつくることが大切と強調されました。

また、講師は広告とプレスリリースの違いについて話され、それぞれの利用の仕方について手ほどきされました。

(試作したプレスリリース用書類)
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実習(ワークショプ)では、参加者が実際に自社商品をPRするために、コピーを作成しました。
私どもは、ホームページやチラシなどの媒体に載せるキャッチコピーついては、これまで自前で考えてきましたが、初心に帰って新たに以下のようなコピーを試作しました。

「国登録文化財で豊潤な町家ステイを ~金沢の真ん中 ゲストハウスあかつき屋~」
「居心地、寝心地 ピュア ジャパン 選んでよかった金沢あかつき屋」
「四季の彩り美しく 心潤うお庭 縁側時間、楽しみませんか」


よろしくお願いいたします。<(_ _)>

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おもてなしの基本は、「人間力」

金沢市観光ホスピタリティ研修(セミナー)が市役所第2本庁舎で開かれ、出席しました。テーマは「心に伝わる「おもてなし」+世界基準のホスピタリティ お客様のニーズを理解する」です。

一口にお宿業は、おもてなしが重要と言いますが、その在り方、所作はどうあるべきかは、お宿の形態や時代と共に変化が求められるもの。セミナーでは、専門家の話に傾聴しながら、私どものお宿あかつき屋のサービスを見つめ直して、お宿力アップに向けて気持ちを新たにしました。

(おもてなしをテーマにした観光セミナー)
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基調講演とパネルディスカッションの二部構成で、基調講演では、ザ・キャピタルホテル東急の末吉孝弘総支配人が話されました。同支配人はホテルビジネスのベテランで、勤務するキャピタルホテルを2017年着任後から3年で五つ星ホテルへと発展させた方です。

いいホテルは総合力があると語り、おもてなしの要諦として、人間力、想像力、感性の大切さを強調されました。その中で、お客様とのコミュニケーションが大前提となると指摘されました。
また、ホテル館内では、アメニティ用品の置き方、デザインにも工夫の余地があるとアドバイスされました。

AIが世を席巻しつつある時代において、これらは機械に依存しにくい分野であるだけに、お宿のスタッフは、根気よく、常に繊細な注意力をもって、対処していかねばならないと感じたことでした。

この後のパネルディスカッションでは、末吉総支配人のほかに、観光業の専門家二人が加わり、意見を述べられました。
これまで私どもが考えてきたことや取り組んできたことと重なることが多々あり、改めてお宿業の方向性を確認した次第。

どんな仕事においても、これで十分ということはありません。思考や知識、行動の陳腐化やマンネリ化を防ぎ、毎日フレッシュな気持ちでお客様と相対すること。それを改めて心に誓ったことでした。

(会場となった市役所第2本庁舎)
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それにしても会場となった市役所第2本庁舎の素敵なこと。初めて中に入りました。
昨年建てられた施設ですが、和風ホテルのよう。外観は格子戸をイメージしたもので、いかにも城下町金沢の建物と言った感じ。旅行者がよく「金沢の街はきれい」とおっしゃりますが、こんなところにも、それが見て取れると言ってよいでしょう。

スマホ教室に通い始めました♫

スマートフォンの使い方を習得するスマホ教室に通い始めました。場所は、あかつき屋の最寄りのドコモショップイオンもりの里店。親切な先生が指導して下さり、一時間のレッスンは有意義でした。

日頃、使わないことのないスマホ。ただ、それを適切に、効果的に利用しているかというと、さにあらず。昨年度の確定申告も終わったことから、春の行楽シーズンの前で、多少時間があり、この教室を受けることにしました。

(ドコモショップで開かれたスマホ教室)
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ドコモのスマホを使っているのは、親族や友人にNTTグループの会社に勤務する人が複数いて、日頃から何かとお世話になっているからです。

この教室は、あかつき屋のスタッフが受けて、良かったと言い、私に勧めたので受講を決めました。
初回は、「スマホを購入したら知っておきたい5つのこと」のテーマで、ドコモのスマホにあるdアカウントやdメニュー、dポイントカードなど、5つの機能について学びました。

(一人ひとり親切に教えて下さいました。)
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受講者は、持参したスマホを実際に操作しながら、これらの機能を的確に使えるように各自のスマホの画面と向き合いました。
お目当てのボタン(アイコン)が見つからないと、先生はすぐに来て、素早く操作のアシストをして下さいました。

ふだん使う、使わないは別にして、これらの機能や仕組みを知っておくことは、とても重要なことと思った次第。
今後、ひと月の間に、カメラやGoogle map、LINEなどについても学ぶ予定です。

社会のデジタル化が加速する時代。遅れをとらないよいようにしないと、いけないと思っています。ドコモショップの皆様、今後もよろしくお願いします。

防火研修 初めて消火器使いました。

金沢市消防局(市泉本町)で防火管理研修会が開かれ、参加しました。簡易宿所等(ゲストハウスや民泊等)の防火担当者が受講し、講義や消火器を実際に使用する実技などに臨みました。

実技で私は初めて消火器で消火を体験。臨場感のある研修に気持ちが高ぶりました。1時間半の講座を終えて、市消防局から防火研修「済」のステッカーを付与されました。身の引き締まる時間でした。

(研修を終え、頂いたステッカー)
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あかつき屋は開業10年が経過しましたが、防火への取り組みは、日々心新たです。館内は禁煙ですが、周辺に火の気がないかなど、常に気を配っています。

今回の研修会では、初めに講義形式で担当者から過去の火災事例や防火対策などの説明がありました。また、各種火災通報機器の紹介があり、その機能や取り扱いについて手ほどきを受けました。

(各種火災通報機器の紹介もありました)
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この後、屋外に出て、実際に消火体験。参加者が順に、火災発生個所を目がけて、消火器で消火剤を放ちました。私も試みました。

(緊張した雰囲気の中で行われた消火訓練)
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消火器は、あかつき屋館内の数か所に常備していますが、これまで使ったことは、ありません。実際に消火をしてみると、緊迫した雰囲気の中、消防士さんになったような気分でした。

何事も絶対ということは、ないので、この日の体験を基に、火災の可能性を可能な限りゼロにする努力をしていきたいと思います。
市消防局の皆様、ご指導ありがとうございました。

金沢の寺院群 専門家から学ぶ

金沢の町の性格を語るに当たって、欠かせないのが寺院群。市内には、小立野、寺町、卯辰山の三つの寺院群があり、それぞれの地域で街を特徴づけています。その歴史について学ぶ機会がありました。

私たちが加わる異業種交流グループが主催して勉強会を開催。講師に金沢城調査研究所所長の木越隆三先生を招いて、県立美術館広坂別館和室を会場に行いました。木越先生は「城下町金沢の寺院群 -曹洞宗と一向宗-」のテーマで話されました。身近な寺院群が題材とあって、興味の尽きない時間となりました。

(城下町金沢の寺院群について話される木越金沢城調査研究所所長)
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木越先生は特に小立野寺院群について力点をおいて説明されました。小立野台は、加賀藩主の居城近くとあって、武家の仏教と言われる曹洞宗の寺院が多いこと。特に兼六園のすぐ下にある八坂付近は、寺町、卯辰山の各寺院群に先行し、金沢で最初にできた寺院群であると紹介されました。

この八坂周辺の寺院群は、あかつき屋の徒歩圏内にあり、今も観光地化されておらず、森閑とした雰囲気を残しています。ふだん前を通るだけで立ち入ることがなかっただけに、先生のお話で一層興味がわきました。

一方、農民や庶民階級に門徒が多かった浄土真宗の寺院については、領主側の統治政策という面だけでなく、門徒獲得という教団側の事情からも説明できると先生は、話されました。

(木越所長は昨年、味噌蔵町公民館でもご講演)
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今回のご講演とは別に、木越先生は昨年7月に地元味噌蔵町公民館の月金講座に招かれ、「城下町を歩いて考える -惣構と寺院群-」と題して話されています。

金沢に住んでいながら、その歴史についてきちんと学ぶ機会は、意外と少ないものです。月金講座と今回の勉強会と合わせ、地元史の知識について、多少なりとも厚みが加わったのではないかと思っています。木越先生、ありがとうございました。