金沢美術工芸大学(金沢美大)で数日間ある研修を受講するために、広島県内からお越しになりました。にっちゅうは大学で研修に臨まれ、その後は、精力的に近くの美術館をめぐられ、様々なジャンルの作品を鑑賞されました。
歴史文化都市金沢のアートをご堪能された4日間。「充実しすぎた滞在でした」。そうご感想を述べられ、お宿を後にされました。
(お客様が金沢美大の研修で描かれた日本画や水墨画=写真掲載了解済、以下同じ)

(焼き物の力作も)

この女性の方は、お仕事の関係で美術系大学で研修を受ける必要があるとのこと。金沢には金沢美大があり、様々な個性的な美術館があるということで、この百万石の城下町を研修先に選ばれました。
あかつき屋については、「金沢美大に歩いていけ、近くにも歩いて行ける美術館がたくさんあるので」(女性)ということで、ご宿泊先にされたそうです。
美大での研修は、実習がかなりの割合であり、とても楽しかったそうです。日本画、水墨画の演習あり、焼き物にも取り組む時間があったそうです。
「焼き物実習は、わずか二日間で、練りから成形、乾燥、そして、窯での素焼き、施釉まで行い、作品を完成させたんです。出来上がった作品を持ち帰ることができるなんて、驚きで、うれしかったわ」。
この方にとっては、美大での数日間は、研修の域を越えた魅力的なご体験になったようでした。
お客様が空いた時間を見つけて回った美術館、博物館めぐりも、有意義だったそうです。21世紀美術館は、とても刺激的で3回も足を運ばれました。
そして、感じられたのは、加賀藩の歴史もあり、展開されるアートはうすっぺらでなく、いずれも厚みや深みがあるとのことでした。
お客様がご出発の朝、美大で研修の一環として作成された日本画や水墨画、焼き物を見せて頂きました。絵は清新で、気品のある雰囲気で、この方のお人柄を表しているようにも思えました。
お客様を通して、金沢には豊穣な美と、それを支えるアカデミズムの場があることを改めて実感した数日間でした。