私どもは既にそこを何度も訪問。コーヒーを飲みながら、お店を切り盛りするオーナーご夫妻ともおしゃべりを楽しみました。あかつき屋の生活圏に新たな憩いのスポットが生まれたことを心から喜びました。
(オープンした「COFFEE STAND hana」)

(年代物のピアノが置かれています。)

(店頭には英米の雑誌が並んでいます)

賢坂辻は、この地域の中心点(へそ)と言っても過言ではありません。兼六園や街の中心部が近く、東側は金沢大学(金大)・北陸大学、そして新しい街・もりの里などに通じます。南北には、かつて「繁華街」と呼ばれたほどにぎわった材木町商店街に連なります。
しかし、金大が郊外に移転した頃から、この界隈は店主の高齢化や後継者難もあって、名物のお店が一つまた一つと姿を消していきました。この周辺で暮らす私たちにとっても、寂しい限りです。
そうした中で誕生した新たなお店「COFFEE STAND hana」。賢坂辻界隈の住民らには、手放しで喜べる朗報でした。
お店のオーナーご夫妻は、金沢ご出身で、40年間ほど東京を仕事場に生活して来られました。
東京の拠点を引き払ったという訳ではないのですが、60代半ばとなり、「生まれ故郷のために役立ちたい。街の人の集いの場の一つになれば」と、かつて洋品店だった空き店舗を改築して、4月初めにこの店をオープンさせたのでした。
店内のレイアウトは、オーナーさんがデザイナーだけあって、ご自身でなさったとのこと。また、叔母さんが子ども時代に使ったという年代物のピアノも配置しており、レトロな雰囲気も。このピアノは来店者が自由に弾くことができ、オーナーご夫妻は、そんな姿を見るのは、楽しいのだそう。
(おいしいコーヒーとスイーツ)

開店して一カ月が経過しました。テイクアウトをする付近のOLさんらが出入りする姿もよく見られます。早くもこの通りに定着した感。あかつき屋も、この界隈の盛り上げに共に歩んでいきたいと思います。
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