あかつき太郎の町家日記

金沢町家ゲストハウス あかつき屋をめぐる出来事や思い、人とのふれあいなどをつづるブログ。街角の話題や四季折々の風情も紹介していきます。

あかつき屋のホームページはこちらです。

花の季節 彩り豊かに大型連休へ

金沢はここ数日、春を通り越し初夏を思わせるような暖かい気候になりました。街なかの木々は新緑がまぶしく、大型連休近しを感じさせます。

これに合わせて、あかつき屋では家の中と外で模様替えを行っており、新たにしつえる草花などを通じて、お客様には春全開のムードを感じ取って頂いています。

(円窓の前に置いたクレマチスの鉢植え)
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玄関の円窓の前に置いたのは、クレマチスの鉢植え。順に咲いた清楚な花は、背後の障子と調和し、清純な雰囲気を醸し出しています。

軒先に置いた花の寄せ植えが、見事な花の競演を見せています。昨年末に置いたものですが、今冬の大雪の時は、雪の下になり、花は終わったかなと、諦めに似た気持ちでいました。

(色とりどりの花を咲かす寄せ植え)
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それが、春を迎え、一斉に色とりどりの花を咲かせました。逆境の時をしのぎ、今満を持していたかのように、色鮮やかな花を全面に見せています。雌伏の時期を知っているだけに、そのたくましさに感銘すら覚えます。

(車の下でまどろむ猫ちゃん)
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(2月の大雪の風景)
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春らしいのんびりとした光景も付近で見られます。
お宿の隣の駐車場。近所の猫ちゃんが、車の下で日向ぼっこをしていました。目を閉じたり、開けたり。しばし、うららかな春の陽気を楽しんでいました。

2カ月ほど前の大雪の時は、この駐車場は雪野原となり、幾台もの車がすっぽりと雪の下になりました。今は、それが信じられないような、のどかな風景が。猫ちゃんにならって、昼時、まどろみたくもなります。

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スイス人女性 街をそぞろ歩けば…

様々な金沢旅。あかつき屋では、お客様の思い思いの街歩きを通じて、いろいろと新しい発見をさせて頂くことがあります。

この度、お一人であかつき屋に三泊されたのは、スイス人女性のJuliaさん。スイス・チューリッヒにあるチューリッヒ工科大学(ETHZ)の学生さんで、建築を学んでおられます。三泊の間、歩いてあちこちを訪ねられ、金沢の優れた建築物や工芸などにふれられました。

(お店で自筆した書を披露されるJuliaさん=写真掲載了解済)
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Juliaさんがこちらに来られて、私たちがまず驚いたのは、このあかつき屋を在学中の大学(ETHZ)の日本人女性教師から紹介されたとのこと。その女性については、私どもは面識がなかったので、感激、感謝の気持ちでいっぱいになりまました。

スイス人で建築を学ぶ方が、ここにお泊まりになるのは、6年ぶりです。

三泊される間、Juliaさんは兼六園など定番の観光地以外にも、目に留まったところを気軽に訪ねられました。
その一つが通称・忍者寺(妙立寺)近くにあったお土産店でした。そこでは、書道の体験ができるそうで、「愛」を書いた作品をお宿に持ち帰られました。とても素敵な出来栄えでした。

(古美術品店の素敵なお庭=写真掲載了解済)
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私たちもよく知らないお店にも足を運ばれました。市内にある老舗古美術品店です。建物自体が、歴史的建造物です。
飛び込みで入ったのですが、お店の人にとてもよくして頂いたそうです。

しばし、お店に陳列されている貴重な古九谷や中国の焼き物を観賞する一方、お庭も茶室から見せて頂きました。
落ち着いた佇まいのお庭。配置されている石などには、それぞれいわれがあり、スタッフの男性がされる説明に興味深く、耳を傾けられました。

三泊の金沢一人旅。あかつき屋のお部屋でもゆっくりと過ごされ、味わい深い旅になったようです。
Juliaさん、ご宿泊ありがとうございました。また、来て下さいね。

桜花物語 ソメイヨシノから八重へ

春到来の喜びを実感させてくれる桜の花々。金沢の兼六園で桜の花が例年より早く3月末に開花、数日後満開となり、大勢の花見客を楽しませました。

4月も中旬となると、桜はソメイヨシノから八重桜へと主役が交代し、また違った趣の花々が街を彩ります。気温も次第に上昇し、陽春間近の気配です。

【兼六園】
(花見橋からせせらぎを望む)
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(桂坂付近)
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(金沢城石川門前)
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あかつき屋から歩いて10分ほどのところにある兼六園。今年も幾組ものお客様を名園にご案内しました。
園路に、せせらぎ沿いに、そして、茶店通りにと、各所にソメイヨシノが咲き誇っており、毎年のことながら、百花繚乱の美を満喫させてもらいました。

【野田山】
(壮麗に咲き誇る八重桜)
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今日所用があって、泉野出町界隈に行きました。そこから車で野田山へ。てっぺんには広場があり、そこでは八重桜が満開となっていました。
花弁の多さから、壮麗な美しさの八重桜。ソメイヨシノに劣らない存在感をもっており、他にも車で訪れて観賞する人がおられました。

米国人女性 日本のお寺、風習に興味

あかつき屋には、毎日世界中から様々なお客様がお越しになります。基本的には、国登録有形文化財のこの金沢町家の建物に興味をもたれてのご来訪なのですが、近隣にも目を向けられ、いろいろとお尋ねになられることが多々あります。

その一つに前のお寺・広済寺さんがあります。大きな瓦屋根を備える立派なお寺。この度、「そこを訪問できますか」というアメリカ人女性グループのご要望があり、お寺との間をとりもって、中を見せて頂きました。

(広済寺さんを見学するアメリカ人女性=写真掲載了解済)
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(壮麗なひな人形飾りに目を見張りました)
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今回あかつき屋にお泊まりになったのは、アメリカ・ニューヨークとサンディエゴにお住まいの3人さんです。
お二人は、ギャラリーの経営に携わっており、もう一人は写真家です。

三人は二泊されて、ご出発の朝、お寺に伺わせて頂きました。
まず、広い本堂へ。きらびやかなご仏壇やお寺ゆかりの高僧を描いた掛け軸、そして天女が舞う金色の欄間などに注目されました。

続いて、ひな人形飾りをご覧に。これは、一番上に90数年たつ寝殿造りの雛飾りがあるのが特長です。とても珍しく、貴重なものです。旧暦に合わせて、毎年4月初めまで、お披露目されています。
女性たちはこの素敵なおひな様に目を見張り、写真を撮るなどして、記録にとどめられました。

(二泊されたアメリカ人の女性3人)
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三人さんは、金沢ご滞在中、天候に恵まれ、レンタサイクルまちのりを使って、金沢市内を回られました。
ご宿泊ありがとうございました。アメリカに戻られても元気でご活躍下さい。

桜花ののれん、お庭開放 春本番

春到来の確かな手ごたえ。日差しの強さ、木々の緑、吹く風の感触などから、いよいよ春本番を感じ取っています。金沢でも29日、昨年より6日早く桜の開花宣言が、ありました。
こうした動きに呼応して、あかつき屋では、春の装いのピッチを一段と進めています。

玄関ののれんを満を持して、桜の花模様に取り変えました。温かくなってきたのでお庭に面する縁側を今シーズン初めてお客様に開放。お客様は、体いっぱいに春を感じておられます。

(桜の花模様ののれんに取り替えました)
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桜の花模様をあしらったのれんは、昨年新調しました。金沢美術工芸大学の学生さんにデザインして頂いたもので、とても素敵な仕上がりになり、喜んでいます。
あかつき屋の近隣の方の目にもふれ、「春らしくて、いいですね」と好評です。

ようやく縁側を開放する時季が来ました。空気が暖かくなり、緑も日ごとに増してきています。お庭に隣接する縁側の引き戸を開ければ、緑の空間が広がります。そこは一種理想郷。

(いよいよ春らしくなったお庭)
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(縁側で憩う若いお二人=写真掲載了解済)
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この度お泊まりになった関西からお越しになったカップルさん。ご朝食後、春の日差しを体いっぱいに受けて、縁側に佇みました。お茶を頂きながら、のんびりとした時間を過ごされました。
「ずっとここにいたくなりますね」とお二人。お客様にこうした時間を過ごして頂けることは、こちらにとっても大きな喜びです。
お二人さん、ご宿泊ありがとうございました。

(日の傾きにより現れた格子戸の影。上がりの間)
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春になり、あかつき屋では、この時季ならではの景観が生まれます。上がりの間では、絶妙な幾何学模様がつくられます。
昼下がり、日が西に傾き、格子戸の形象が、障子戸や畳に投影します。

整然、かつダイナミックな光と影の造形。あかつき屋の春を象徴する風景の一つとなっています。

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